人感センサーで下肢筋力低下の予兆を検知、NEC

 NECは、人感およびドアの開閉センサーなどを用いた24時間安否見守り支援サービス「eみまもり」を出展した。居室内の人の動き、家電製品の使用状況、冷蔵庫や扉の開閉情報などを検知し、クラウド上のアプリケーションに収集する。収集した情報に基づき、生活行動に特異な変化があった場合に家族や自治体などの担当者にメールで通知する。

筋力低下の予兆の検知も可能なeみまもり

 生活行動のリズム変化をとらえた見守り以外にも、様々な応用が研究されている。金沢大学 医薬保健研究域保健学や首都大学との共同研究によって一部実装を始めたのが、2つの人感センサーを用いた筋力低下の予兆を検知するサービスである。

 廊下などに1mほど離して設置した人感センサーにより、2点間の反応時間差から歩行速度を相対値として検出する。設置当初のデータと比較してマイナス状態が続くと下肢筋力低下の兆候と考えることができ、高齢者本人や家族への気づきを与えたり、啓蒙・予防に役立てられたりするという。「全身筋力と相関がある握力、転倒と関係するファンクションリーチ動作、歩行能力に関係する機能検査など、4年間にわたって研究参加した高齢者のデータを収集し、筋力低下の判断・検知のアルゴリズムを開発した」(説明担当者)。