調整のオンライン化で気軽、低価格に

 今回の製品は、ユーザーのスマホと連携し、オンラインで個々人の聴覚状態に合わせる調整サービスを受けられる。具体的にはスマホの専用アプリを介して、サービスセンターに接続、認定補聴器技能者や言語聴覚士といった資格所有者であるフィッターがサポートに当たる。フィッターはユーザーの聴力データに合わせて補聴器の設定データを作成する。作成した設定データは、インターネットを通じてユーザーのスマホに送られ、ユーザーが補聴器本体にスマホ経由で設定データを登録する仕組みだ。

 設定データは、オフィスや現場といった勤務環境や休日など、ユーザーの状況に合わせて最大10シーン分をフィッターが作成する。そのうち、4シーン分を補聴器本体に登録して本体操作のみで変更可能だ。ほかのシーンにしたい場合は、スマホから変更可能できる。また、アプリではフィッティングのほか、チャットで相談や聴力チェック、ビデオカウンセリングなどのサービス(「COCORO LISTENING」サービス)を受けることができる。

スマホの専用アプリ画面。「COCORO LISTENING」サービスにより、相談や調整などをオンラインで受けられる。ネット通販などで購入した場合、購入からアフターフォローまで、店頭に行くことなくすべてオンラインで済ませることが可能となる(写真:シャープ)
スマホの専用アプリ画面。「COCORO LISTENING」サービスにより、相談や調整などをオンラインで受けられる。ネット通販などで購入した場合、購入からアフターフォローまで、店頭に行くことなくすべてオンラインで済ませることが可能となる(写真:シャープ)
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 価格について、調整などのサービスのオンライン化による一元化、各種サービスのオプション化により低価格化を図ったとする。希望小売価格は9万9800円(非課税)で、調整を必要とするタイプの補聴器の一般的な価格(約30万円)と比べて約1/3に抑えられたとする。本体価格に60日間の調整サービスと無制限の相談サービスが含まれる。オプションサービスとしては、1年間の調整サービスや5年間の延長保証と盗難・紛失補償を受けられる「ケアプラン」(3万3000円、税込)、さらに必要に応じて60日間の調整サービスを追加できる「リモートフィットサービス(追加)」(1万1000円、税込)を用意する。

(タイトル部のImage:出所はシャープ)