最大150床のベッド集中治療医1人で

 フィリップス・ジャパンの田口氏は、eICUのテーマとして「People」「Technology」「Process」の3つを挙げる。

フィリップス・ジャパン コネクテッドケア 事業部長の田口賢氏

 「People」は「支援体制」を示す。田口氏によれば、24時間365日運用されるeICU支援センターでは、最大150床のベッドをカバーしようとした場合、集中治療医は1人、専任看護師は3人、医療事務は1人で対応できるという。

 「Technology」には、「CDSアプリケーション(臨床支援ツール)」「オンラインビデオシステム」「レポーティング」「ベンチマーキング」などがある。このうちオンラインビデオシステムは、天井に設置するスピーカーフォンやカメラ、さらには現場が支援を求める際に利用するボタンなどを利用し、eICU支援センターとベッドを24時間365日つなぐ。こうした設備がない施設の場合は、モバイルカートを用いることで同様の仕組みを実現する。

オンラインビデオシステムのイメージ

 「Process」は「支援連携」を指す。田口氏は「PeopleとTechnologyが合わさることで初めてProcessが出来上がる」とし、「短期的と長期的、両方の観点でのプロセスを作り上げることが重要だ」と説く。短期的なプロセスは、目の前の患者をモニタリングし診断・治療の支援を行うことで、ベストプラクティスや臨床介入につなげていくという流れだ。さらに、そこで得らえたデータを分析することによって臨床的な運用改善につなげていくことが、長期的なプロセスの流れとなるとした。