コニカミノルタは、「生活習慣臭啓発プロジェクト」を始動した。生活の乱れに起因する体臭が体の変調アラートであることを啓発し、生活習慣の改善を支援しようというプロジェクトだ。「生活習慣臭のチェックを習慣づけることで、一人ひとりが生活習慣を見直そうとする意識改革に取り組んでいく」(コニカミノルタ Business Innovation Center Japan マーケティングマネージャーの石川雄氏)。

  生活習慣臭は、同社が医師で“ニオイ評論家”の桐村里紗氏と共同で提言する概念。ストレスフルな仕事、深夜の飲み会、無理なダイエットなど、生活習慣が乱れたとき、体の内側が変化して中から発生する不快な臭いだという。「口腔ケアの不十分さや喫煙など口腔環境の悪化は、口臭の悪臭化を招く。汗を普段からかく習慣がないとエクリン汗腺の機能が低下し、皮膚の常在菌に栄養を与えてしまい悪臭が発生する。こうした生活習慣に影響される臭いの新しい概念が必要だと考えた。口臭、汗臭、疲労臭、ストレス臭、ダイエット臭などのほか、ミドル脂臭や加齢臭なども生活習慣臭も含まれる」(桐村氏)。

 今回のプロジェクトでは、体臭を日々チェックできる体臭の可視化ソリューション「Kunkun body」を活用する。これは、同社が既存ビジネス領域以外の分野での新規事業立ち上げを目的として設立したBIC Japan(Business Innovation Center Japan)のプロジェクトの1つとして開発され、2018年1月に提供を開始したもの。

Kunkun bodyの測定デバイス(右)で計測した結果はスマートフォンアプリに臭いのレベルとして表示(写真:Beyond Healthが撮影、以下同)

 測定デバイスとスマートフォン用アプリから成り、口臭、汗臭、加齢臭、ミドル脂臭などを嗅ぎ分けることができる。大阪工業大学との共同研究により、ニューラルネットワークによる機械学習を活用し臭いの嗅ぎ分けを可能にする技術を開発した。

 測定デバイスに息を吹きかける、あるいは頭皮や耳の後ろ、腋、足などに測定デバイスをかざすと、それぞれの測定結果がアプリに表示。口・頭・耳の後ろ・腋・足の臭いは100段階で、汗臭・加齢臭・ミドル脂臭は10段階でレベル表示され、対策方法なども提示される。