いずれは郵送で返送してもらう方式も

 今回の一般発売のスキームでは、前述の通り、自宅で採尿した検体を東京もしくは福岡の同社拠点に直接持参する形態を採る。これについて広津氏は、「尿検体を特に冷凍などせず郵送で送った場合でも、尿の鮮度面などで検査結果に影響が出ないことが検証できれば、いずれは郵送で返送してもらう方式も考えたい」とした。

 N-NOSEは現在、15種類のがんの「どれかがある」というリスクを判定できる。これに対して、がん種を特定できる“特殊線虫”の開発を進めていることは既に明らかにしている(関連記事:「線虫がん検査」実用化は予定通りに、次はすい臓がん向け“特殊線虫”も)。第1弾として、すい臓がんをターゲットにした特殊線虫を「2022年に実用化したい」(広津氏)との見通しを今回あらためて示した。

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