患者の99.7%が二次利活用に同意

 利活用検索ポータルは、二次利活用に同意した患者の匿名化データをがん種、遺伝子変化、薬剤名、治療効果などで検索を行い、結果を閲覧することができる。実際には、C-CATに自身のデータを登録することに同意した患者の99.7%が二次利活用に同意しているという。

 これまでC-CATは、それぞれの遺伝子の変化に対応して治療効果が期待できる薬剤や治験・臨床試験の情報を「C-CAT調査結果」としてがんゲノム医療中核拠点病院等に返却。患者の治療法の選択に役立てていた。2020年8月末時点の厚生労働省の調査では、がん遺伝子パネル検査によって、既に標準治療が終了した患者の8.1%(607人/7467人)が、遺伝子の変化に基づく治療を受けたとされている。

 今後、治療を受けられる患者をさらに増やすためには、遺伝子の変化に基づいた治療開発を一層促進する必要がある。その一つの取り組みが、今回の利活用検索ポータルの運用開始というわけだ。

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(タイトル部のImage:出所は国立がん研究センター)