トライアル結果は「実用化の時期に影響しない」

 HIROTSUバイオサイエンスは、N-NOSEの実用化に向けて大きく2つのステップを踏んできた。一つは、臨床研究で症例数を増やした時の精度確保の検証。もう一つが、検査の工程を機械化・自動化し、解析センターを設立すること。この2つを乗り越えたことで、今回の最終調整となるトライアルの段階に進んだと広津氏は説明する。

HIROTSUバイオサイエンスの広津氏(写真:諸石 信)

 トライアルの結果次第では、2020年1月に予定する実用化の時期に影響するのか。広津氏は「それはない」とする。「技術的な部分の検証は既に終わっている。あとは一連のフローを回してみるのが今回のトライアル。実用化時期には影響しない」(同氏)。

 がんの「1次スクリーニング」と位置付けるN-NOSEは、安価であることを特徴の一つに掲げる。「実用化当初は9800円を想定している」(広津氏)という。初年度の検査規模としては、自動化装置の処理能力から換算した25万検体を見込む。その実用化へのカウントダウンがいよいよ始まった。


(タイトル部のImage:諸石 信)