●静岡県三島市

 2021年5月末現在、人口10万8649人、高齢化率29.7%の静岡県三島市。同市には健康の維持・増進、趣味活動、仲間づくりなど様々な目的を持った人たちが身近な地域に集まり、活動している団体が多くあり、市が「お元気シニア」と呼んでいる、65歳以上で要介護認定などを受けていない自立した高齢者、約2万7500人のうち、実に89.5%が何らかの地域活動に参加しているという。

 中でも、高齢者が気軽に運動や趣味を楽しめる「通いの場」の活動が盛んで、各自、身体づくりや仲間づくり、生きがいづくりに役立てている。だが、今般のコロナ禍により、通いの場での活動機会は減少。そのため、三島市が望むのは、お元気シニアがいつでもつながる交流支援として、ICTを活用した通いの場の継続や新たなコミュニケーションの仕組みに関する提案だ。

 三島市地域包括ケア推進課の原 理絵氏によると、「例えば、市、通いの場、高齢者の三者がいつでもつながる仕組みで、LINEやZoomなど汎用的なツールが希望。また、高齢者が使いやすい簡単スマホ対応が望ましく、さらにはオンライン競技大会の開催などもできるものであるといい」と語る。オンラインで行う競技大会としては、途中経過のランキングを見える化することで、高齢者のやる気や意欲を掻き立てる仕組みなどが導入されているイメージを挙げる。

 通いの場やシニアクラブの数は充実しているので、実証実験フィールドの提供や調整にいろいろ融通が利くというのが同市の強みだ。

三島市地域包括ケア推進課の原理絵氏
三島市地域包括ケア推進課の原理絵氏
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