●中外製薬

 ここ数年、デジタル領域の活動に力を入れている中外製薬。同社では2030年に向けて、デジタル技術によってビジネスを革新し、社会を変えるヘルスケアソリューションを提供するトップイノベーターになることを目指す。自治体と健康づくりで連携する活動も進める中、技術開発パートナーを求めている。

 ウェアラブルデータなどから取得されるデータを解析し、病気の予防・診断・治療・回復期のすべてにおいてヘルスデータを自ら把握できることで、誰もが幸せになる毎日を送れるようになる――。中外製薬デジタル戦略推進部の高橋竜之氏によると、そんなことを実現できる測定技術やアルゴリズム開発を進める企業との連携を望む。

 具体的には、痛みや疲労、ストレス、うつ、睡眠などのQOL(Quality of Life:生活の質)関連症状を定量化する、また、認知症やがん、骨粗鬆症といった病気の早期発見や早期治療につながる技術の提案を求めている。

 そうした技術を持つ企業と連携できれば、中外製薬として、革新的な新薬をつくり、なおかつ個々人に寄り添った個別化医療の提供を実現することも可能になってくるという。「互いにwin-win の関係を構築できれば」と高橋氏は結んだ。

中外製薬デジタル戦略推進部の高橋竜之氏
中外製薬デジタル戦略推進部の高橋竜之氏
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