フィリップス・ジャパンは、海外950以上の医療機関で導入されている「Tasy(タジー)」と呼ぶソリューションを日本市場に導入する。電子カルテや部門システムに加え、病院の経営管理、物流・在庫管理機能など、これまで独立していた複数の病院情報システムを一つのパッケージソフトウエアとして運用できるのが特徴だ。

Tasyのイメージ(図:Beyond Healthが作成)

 導入する病院にとっての最大のメリットは、導入コストを削減できる可能性がある点だ。フィリップス・ジャパン 代表取締役社長の堤浩幸氏は、「すべてのシステムを個別に導入しようとすると、非常に高額になる。しかも、多数のベンダーがそれぞれの仕様で開発しており、それらを連携しようとすると接続のためのコストも増大する」と強調する。

フィリップス・ジャパンの堤氏(写真:Beyond Healthが撮影、以下同)

 実際、国内でのTasyの第1号ユーザーとなる医療法人社団 康幸会 かわぐち心臓呼吸器病院(108床、埼玉県川口市)で理事長・院長を務める竹田晋浩氏は、導入コスト面での期待を次のように語る。「すべての機能が統合された1つのシステムで利用できる点は投資対効果が高く、厳しい病院経営の中で大きな効果をもたらしてくれるのではないか」(同氏)。

かわぐち心臓呼吸器病院の竹田氏