自治体とヘルスケアスタートアップの連携気運を高め、マッチングを支援する――。そんな趣旨のセミナーが、「クロスヘルスEXPO 2019」(2019年10月9~11日に開催)内で実施された。ヘルスケアスタートアップなどのソリューションを活用した地域課題の解決に取り組んでいる経済産業省 関東経済産業局が企画したセミナーだ。

 同局 局長の角野然生氏は、狙いについて次のように語る。「自治体やヘルスケアスタートアップを訪問した際、自治体からは住民サービス向上のために民間企業の力を借りたいという声があった。一方、スタートアップからは、事業展開していく中で自治体と連携したいという声を聞いた。ところが両者とも、具体的にどう踏み出せばいいのか分からない実状が浮かび上がった。今回のセミナーを機に、一緒に課題解決につなげていければと期待している」。

経済産業省 関東経済産業局 局長の角野 然生氏(写真:加藤 康、以下同)

 登壇したのは、既に連携して課題解決に取り組んでいる「自治体×スタートアップ」の組み合わせ2組と、自治体向けのソリューションを持つヘスタートアップ5社である。本記事ではこのうち、前者の2組の取り組み事例について見ていこう。