「保険の窓口ならぬ眠りの窓口を展開するのが理想」

 その上で、道端氏は今後の事業戦略について「現在はプロダクトが主力だが、来年に向けて医療・研究との連携、新たなサービスに注力していく」と語った。医療では、2022年半ばをメドに睡眠外来のクリニックを開設予定。睡眠時無呼吸症候群(SAS)や睡眠障害、歯ぎしりやいびきといった睡眠にまつわる悩みを対象とする。クリニックと並行して、睡眠に関する研究所も設立する。

 睡眠に関する悩みを気軽に相談できる場を全国に展開するプランも明かした。「研究成果をもとに睡眠アドバイザーのような人材を教育し、保険の窓口ならぬ眠りの窓口を展開するのが理想」(道端氏)。

 新サービスの主軸は、睡眠アプリの開発となる。単なる睡眠データの計測にとどまらず、データを活用して睡眠改善に資する行動変容につなげるのが目標だ。行動を起こす仕掛けには、独自ポイントによるインセンティブ、専門家の知見を集約したチャットボットによる相談などを想定する。

「脳と睡眠を科学する」ことを掲げる
「脳と睡眠を科学する」ことを掲げる
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 「まだまだ日本では睡眠の重要性が認識されていない。脳と睡眠を科学することは、ブレインスリープにとって重要なミッション。我々は睡眠の質を向上しながら、“いかに脳の健康をサステナブルに守っていくのか”を念頭に置いて事業を進めるつもりだ」(道端氏)

(タイトル部のImage:小口 正貴)