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デバイスは「へそ部」に装着

 HERBIOではへそ部の周辺温度と直腸温(深部体温)との相関関係を明らかにした。そこで、へそ部に装着するウエアラブルデバイスによって安定した深部体温データを連続取得し、データの解析結果を通じて医療や健康領域に貢献するソリューションを構想している。

 へそ部に着目したのは、へその中が皮膚の中で唯一汗腺がなく、外気の影響を受けないから。それゆえ、安定的に深部体温の変動を収集できる。

デバイスの試作品
デバイスの試作品
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 ウエアラブルデバイスは現在開発中で、2022年に管理医療機器(クラスII)の承認を目指す。2020年12月には管理医療機器の製造販売業許可を取得した。

 デバイスは裏面のシールでへそ部に装着し、場合によっては腹巻きなどで固定する。小型軽量だが体温センサーを内蔵し、どんな体の状態のときの体温なのか区別でき、1〜10分までの分単位で連続して体温を計測可能だ。計測データはBluetooth経由でスマホアプリを経由してクラウドに記録される。先行してPHR(個人健康記録)アプリの「Carekara(ケアカラ)」をリリース済みだが、現状は製薬企業や研究機関などへの研究支援アプリの形を採っている。

 当初はBtoC寄りの女性の体調管理にフォーカスしていたものの、事業を続ける中でBtoBのニーズが多いことが見えてきた。例えば熱中症対策などだ。また、深部体温の連続値は医療現場からも望まれている。スタート時点からはどんどん領域が広がっているが、体温を軸としたコアは変わらない。いずれにしろ、データを取得できないことには始まらないので、各方面と協働しながら発展させていく。