サービスの現状と課題

コンサルティング力を生かし自治体の意識改革にトライ

 利用者の利便性向上に向け、ホットペッパービューティーやスーモのように、あずかるこちゃんの中ですべての情報を閲覧できる設計にしていく。これでその都度、各保育施設や行政ページを確認する手間を減らせる。さらに利用者と施設との連絡事項を共有するコミュニケーション機能も付加する予定だ。

 施設とは月額2万5000円の契約で、山口県、新潟県、栃木県、東京都、岩手県ほかの施設ですでに導入されている。新型コロナウイルスの影響で病児保育のニーズがグンと減ったが、ありがたいことに2020年5月には4件の新規導入が決まった。

 課題としては、自治体単位で病児保育の制度がバラバラなことが挙げられる。利用料金、預けられる子どもの年齢、市外の子どもが使えるかどうか、事前登録が必要かどうかなど。取り組んで4年目にしてようやく全貌が見えてきた。弊社で適宜情報を整理して標準化することが求められる。

 ただし、自治体もこだわりがあって今の制度にたどり着いたのではない。担当者に聞くと、「隣の街がそのようにやっていたから」との声が多い。我々のサービスは基本的にコンサルティング機能がセットになっているため、「全国的にはこういう先進事例があって、市民の方に喜ばれている」といった情報を提供すると、意外と制度の見直しに前向きになってくれる。制度設計の大元は厚生労働省なので、そことしっかりコネクションを築くことも大切になってくるだろう。