自社の強み

生産者も意識が変わりつつある

 確固たる物流網を作れているのが一番の強み。サラダなどの生鮮食品は摂氏10度以下で流通させなくてはならない。いろんな野菜を仕分けして10度以下でラストワンマイルまで届けられる業者はほとんどいない。ゼロからこれをスタートしようとすると、配送手段だったり、野菜のカット工場だったりを含めてある程度のスケールがないとそもそも対応できない。我々は壁をすでに乗り越えている。その点は高い参入障壁になっていると思う。

 さらに株主にはキユーピーがいて、工場や冷蔵で物流するためのノウハウなどで多大な協力を得ている。キユーピーとはかなり早い時期から資本提携しており、良好な関係を築いてきた。

 農家との契約についても強化を図っている。当初は契約農家も少なく、自然災害などで安定供給が難しい面もあった。しかし今は個別の農家に加えて、農業総合研究所など優れた農家を取りまとめている事業者と一緒に仕事をしている。これにより、安定供給を確保できるようになった。

 徐々に生産者も意識が変わりつつある。農業人口は高齢化しているし、新たなチャレンジに積極的というわけでもないが、新規就農者や若い後継者が新しい販路の開拓を探り始めた。この時流に乗ればさらに拡大できるのではないか。