ここしばらく、熱かったり冷たかったりする液体状のモノを食べると、右上の奥歯がしみるようになった。虫歯だろうか……。

 実は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う1回目の緊急事態宣言が発令された際、歯科治療を取りやめた経緯がある。銀歯が外れて被せ直した時にレントゲン撮影したら、小さな虫歯が見つかった。

 まだ痛みはないものの、ひどくなる前に治療することにし、次回から通院が始まる矢先だった。かかりつけの歯科医院は感染予防策を徹底していたが、特に緊急を要する治療ではなかったので、念のため延期していた。

 いよいよ虫歯が動きだしたか──。そう思ったが、痛みの箇所は治療する予定だった歯とは違う。原因がよくわからない。とりあえず、かかりつけ歯科医に診てもらうことにした。

 まずレントゲンを撮った。特段悪いところはない。次に小さなハンマー状の器具で歯を軽くたたいて検診する。こちらも異常はない。

 歯科医が診断した結果、痛みの原因として以下のいずれかが考えられるという。

  1. 歯磨きがヘタ
  2. ストレスによる奥歯のかみ締め

 「歯磨きを3分やっています」という人は、実際は30秒くらいしか磨いていないそうだ。うむ、その通り。以後、反省してじっくり歯を磨くようになった。

 意外だったのはストレス。在宅勤務が増えて通勤地獄から解放され、楽しい毎日を過ごしているつもりだったが、そうではなかった。

 歯科医によると、コロナ禍の中、寝ている間に知らず知らず奥歯をかみ締める人が増えているらしい。ストレスが原因でかみ締めや食いしばりが続き、ひどくなると歯が欠けたり折れたりすることもあるという。東日本大震災後にも、同様の症状を訴える人がたくさんいたとのこと。

 コロナ禍も、気がつけばもう1年になる。ストレスがいつのまにかジワジワ忍び寄ってきたということなのだろう。パーンと発散しないとなぁ。

(タイトル部のImage:arkgarden -stock.adobe.com)