健康と美容、そして環境負荷を抑えたいという今、ファインバブル、ウルトラファインバブルと呼ばれる泡を含有した水の効果に注目が集まっています。 

 水に100ミクロン以下の超微細な空気の泡「ファインバブル」を大量に含ませることで、多くの機能性を持つ水に作り替える技術です。

 その効果として今最も注目されているのが高い洗浄力。水に溶けた微細な気泡が油脂などの汚れを吸着したり、超微細な泡が細かい隙間に入り込み汚れを浮かせたりすることで、洗剤を使わずとも様々な汚れを落とせるため、高速道路のパーキングエリアや駅の公共トイレの清掃などすでに様々な場面で活用されています。空気と水だけしか使わない環境にやさしい素材としてその認知を上げています。 

 この水は高い洗浄作用を持つだけではありません。微細な空気を多く含み、お湯がよりまろやかに感じられたり、また温浴効果もあったりすることから、浴室に使うお湯として積極的に使われています。美容機器メーカーのサイエンスやMTGがシャワーヘッドを発売してヒット。またガス機器メーカーのリンナイは、このファインバブルを発生させる「マイクロバブルバスユニット」を販売していますが、洗浄効果や温浴効果はもちろん、まろやかで真っ白なそのテクスチャーが良質な温泉を思わせるとして、2021年には前年比20倍の売れ行きになったとか。

 現在家庭用としてはお風呂メーンで使われているこの商品ですが、2022年はお風呂を飛び出して家庭の様々な場面で使われるようになりそうです。蛇口や水道の元栓に取り付けられる発生装置、家庭のあらゆる場面でファインバブルが使える給湯器など様々な製品が2022年に次々と登場する予定。食器洗いや洗濯が楽になったり、またトイレや排水口などに汚れが付きにくくなったり。

 そのほか日々の洗顔や口腔ケアなどにも効果が期待できるとして様々なメーカーがその効果を実証しようと研究を進めています。2022年は泡の水で、家庭の生活が大きく変わりそうです。

(タイトル部のImage:arkgarden -stock.adobe.com)