2020年4〜5月の新型コロナ感染症緊急事態宣言以降、弊社では在宅勤務が続いている。集中して仕事ができるように仕事環境などには気を配っているが、逆に緩みっぱなしになっているのが「服装」、そして「体型」である。

 パジャマで仕事することはないが、連日着用しているのは中年体型でも十分なゆとりを持って着られるゆるっとしたTシャツにジーパンで、ゆとりとしてはパジャマ同等。たまの取材でスーツやブラウスに手を通すと、「あー、やっぱり堅苦しいな」と思う。いや、堅苦しいのではなく「締め付けられて苦しい」のだ。

 「これがコロナ太りか」と思って体重計に乗ると、確かに重くなっている。でも増加分はほんの数百gだ。デジタル体重計の表示を見て「昨日は夕飯が多かったし、さっき喉が渇いて水もたっぷり飲んだからね」と思う。そして体重計に乗る度に、毎回同じことを思っている自分に気付き、どうも水を飲んで体重が重くなっているわけではないと薄々気付き始めた。

 使っている体重計はスマホ連携機能があり体重が記録されているので、改めて振り返って見た。するとすっかり忘れていたのだが、2020年内だけでも3〜4kgの振れ幅があることになっている。5月の連休に太り、6月にあわててダイエット、安心して夏に太るという流れだったようだ。ただし2020年1月から比べると1kg増程度である。

 私はスマートウォッチを愛用しており、常時運動状況などが計測されている。そのデータも見返してみた。すると毎日の消費カロリーは2020年2月頃の2000kcal前後からコロナ感染症の影響が出始めた3月、4月には1900kcal弱へと落ち込んでいる。歩数は平均で1日9000〜1万歩だったのが3月には8000歩弱、4月には6000歩を下まわるようになった。1000歩で30kcalとすると、消費カロリーの差はほとんど出社に伴う歩数の減少で説明できる。体の脂肪(約20%は水分)は1gで7kcalとされているので、食生活が変わらなかったとすると2020年3〜8月の半年で2.6kgほどの脂肪が付いたことになる。

 とは言っても、むしろ2.6kgも体重が増えた実感はない。が、夏の間にはち切れんばかりの服装で取材に行き、実際ズボンのボタンが飛んでしまうという有様だった。一体どういうことなのか。