カロリーバランスを見て食事を調節

 GoBe3ではもちろん血糖値は測定できず、摂取カロリーの精度もそれほど高いとは言えません。Healbe社自身、摂取カロリーの精度についてUniversity of California Davisの Foods for Health Instituteで評価したところ、精度は89.6%だったとしています(Healbe社の検証に関する紹介ページ、評価対象は前機種の「GoBe2」)。

GoBe3のアプリで表示した日々のエネルギーバランス(左、02)と週間レポートのエネルギーバランス(右、03)。エネルギーバランスのグラフは、上側で数字が書かれている方が摂取カロリー、下側が消費カロリー。昼食は12時頃に食べているが、その後数時間かけて吸収していることが分かる。線が切れている部分は、GoBe3と腕が接触せず計測ができなかった時間帯。計測にはかなり本体裏を皮膚に密着させる必要がある。夕食が当日中に吸収されるか、翌日に吸収されるかでエネルギーバランスがプラスになるかマイナスになるかが変わるため、1日のエネルギーバランスよりも1週間のエネルギーバランスで考えた方がいい場合もある(写真:Healbeアプリより)
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GoBe3のアプリで表示した日々のエネルギーバランス(左、02)と週間レポートのエネルギーバランス(右、03)。エネルギーバランスのグラフは、上側で数字が書かれている方が摂取カロリー、下側が消費カロリー。昼食は12時頃に食べているが、その後数時間かけて吸収していることが分かる。線が切れている部分は、GoBe3と腕が接触せず計測ができなかった時間帯。計測にはかなり本体裏を皮膚に密着させる必要がある。夕食が当日中に吸収されるか、翌日に吸収されるかでエネルギーバランスがプラスになるかマイナスになるかが変わるため、1日のエネルギーバランスよりも1週間のエネルギーバランスで考えた方がいい場合もある(写真:Healbeアプリより)
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GoBe3のアプリで表示した日々のエネルギーバランス(左、02)と週間レポートのエネルギーバランス(右、03)。エネルギーバランスのグラフは、上側で数字が書かれている方が摂取カロリー、下側が消費カロリー。昼食は12時頃に食べているが、その後数時間かけて吸収していることが分かる。線が切れている部分は、GoBe3と腕が接触せず計測ができなかった時間帯。計測にはかなり本体裏を皮膚に密着させる必要がある。夕食が当日中に吸収されるか、翌日に吸収されるかでエネルギーバランスがプラスになるかマイナスになるかが変わるため、1日のエネルギーバランスよりも1週間のエネルギーバランスで考えた方がいい場合もある(写真:Healbeアプリより)

 それでも、実際にGoBe3を使ってみて、私は現時点で手軽に利用できる機器として有用であると感じました。仕組み上、食品を口にしてすぐに摂取カロリーがカウントされるわけではなく、またどの食事がどの時点の摂取カロリーになっているのか、明確には分かりません。夕食がいつも当日中(深夜0時前)に吸収されるわけではないので、1日当たりでのバランスが必ずしも正確とは言えません。それでも、食べ過ぎれば容赦なく現実を突き付けてくれるし、よく歩いた日は動きから推定した消費カロリーで摂取カロリーを相殺していることが分かります。

長期のデータはWebブラウザから1カ月分ずつ閲覧できる。上側(赤)のグラフは摂取カロリー、下側(紫)のグラフが消費カロリー。私の場合は摂取カロリーも消費カロリーも日によってかなり違っているので、毎日腕から計測できるのは便利と思う(写真:HealbeのWebサイトより)
長期のデータはWebブラウザから1カ月分ずつ閲覧できる。上側(赤)のグラフは摂取カロリー、下側(紫)のグラフが消費カロリー。私の場合は摂取カロリーも消費カロリーも日によってかなり違っているので、毎日腕から計測できるのは便利と思う(写真:HealbeのWebサイトより)
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 食べてすぐに摂取カロリーに反映されなくても、データの見方次第で食事量の調整に活用することも可能です。利用者レビューでは、1週間単位でバランスを見ると良いとの意見が挙げられていました。私は、1週間単位でのフィードバックでは時間がかかり過ぎてしまうと思ったため、手元で確認できる“そのとき”のカロリーバランスを見て、「プラスだったら、その時点での間食は止める」「プラスだったら、その時点での食事は控えめにする」を心掛けるようにしました。

本体だけでもその時のカロリーバランスを確認できる(撮影:Beyond Health)
本体だけでもその時のカロリーバランスを確認できる(撮影:Beyond Health)
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 特に夕食の場合、夕食前(午後7時など)の時点でカロリーバランスからその後についての予想が可能です。午後7時以降に運動することはほぼないので、消費カロリーがその後大幅に増えることはありません。一方、摂取カロリーは場合によっては事前に食べた間食分が今後追加され、さらにこれから食べる夕食分が追加されることになり、その時点でマイナス数百kcalになっていなければ、その日のカロリーバランスはプラスになると予想できます。そこで、午後7時時点でマイナス500~600kcalであれば特に気にせずに夕食を食べ、マイナス100kcalよりも高い状態であれば多少空腹と思っても控えめにする、といったようにしました。

 その結果、2022年4月から着用・測定を開始し、4月~7月には月間での1日平均カロリーバランスでマイナスを達成、体重も4.5kgほど減りました。その後もある程度食事に気を配り、2021年10月の健康診断では2020年比マイナス5kg以上、2018年の結果も下回り、BMIも「22.2」まで引き下げられました。

GoBe3で計測したエネルギーバランス(月間ごとの1日平均)と体重(月間平均)をグラフにしてみた。エネルギーバランスをマイナスにした4~7月には順調に体重を減らすことができた。体重が減りにくくなってきた8月、9月にはやる気を失ってエネルギーバランスがプラスとなり、体重は増える傾向に(グラフ:Beyond Health)
GoBe3で計測したエネルギーバランス(月間ごとの1日平均)と体重(月間平均)をグラフにしてみた。エネルギーバランスをマイナスにした4~7月には順調に体重を減らすことができた。体重が減りにくくなってきた8月、9月にはやる気を失ってエネルギーバランスがプラスとなり、体重は増える傾向に(グラフ:Beyond Health)
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 やったあ!危険信号域を脱した──と言いたいところですが、そう上手くは行きません。健康診断結果によると、LDLコレステロールやHbA1cは基準範囲を超えたまま、血圧も高めにスライドしたまま。これまで摂取カロリーやカロリーバランスを考えてきましたが、さらに食事の質の改善や運動が必要、といったところでしょうか。中年の健康を目指す旅はまだまだ続きそうです。

(タイトル部のImage:arkgarden -stock.adobe.com)