医療系スタートアップのCureApp(キュア・アップ)が開発する高血圧症治療用アプリが4月にも薬事承認される見通しとなった(関連記事:CureAppの高血圧症向け治療用アプリが薬事承認へ)。承認されれば、同社の「ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」(CureApp SC)に次いで国内2例目となる。ニコチン依存症治療用アプリは2020年8月に薬事承認を取得した後、同年12月に保険収載されている。高血圧症治療用アプリも同様に承認後、保険適用を目指す。

 では実際にどんな保険点数となるのか。幾つかヒントはあるものの、全貌はまだ見えてこない。先行するニコチン依存症治療用アプリと高血圧症治療用アプリとでは、実は様々な「違い」があり、先行例から予想するのも難しい面がある。

 「違い」はこうだ。

 ニコチン依存症治療用アプリに関しては、呼気中の一酸化炭素(CO)を測定する携帯型のデバイスとセットで利用する。患者は専用のCOチェッカーでCO濃度を計測し、アプリで日々の体調を入力。すると、患者の特徴や状態に合わせて治療指針やガイダンスなどのメッセージがアプリに届く。医師のパソコンにも患者のデータが送信される。

 薬事承認上、この治療用アプリを使ったアプローチは、ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙の治療補助と位置付けられており、標準的な禁煙治療プログラムの中で、禁煙補助薬の「バレニクリン」と組み合わせて使う決まり。診療報酬は2540点(2万5400円、1点は10円)に設定され、通常のニコチン依存症管理料に上乗せして算定する。標準的な禁煙治療プログラムは12週間で終わるが、保険診療としてアプリは24週目まで使用できる。