厚生労働省は、介護ロボットの開発や普及を促すため、全国各地に相談窓口や開発拠点を設置し、介護現場と開発企業の双方を支援する事業を8月3日に開始する。

 「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム」と名付けられた同事業。中味を見ると、なかなか興味深い取り組みだ。

 事業の全体イメージは図1の通り。「相談窓口」「リビングラボ」「実証フィールド」の三つを整備して、介護ロボットの開発、実証、普及の各段階における支援を進める。

図1●「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム」のイメージ(出所:厚生労働省資料、図2、3も)

 全国11カ所に配置する相談窓口では、介護現場・開発企業双方から介護ロボットに関する相談や悩み事を受け付ける。相談内容に応じ、介護現場には、介護ロボットの紹介や活用方法に関する助言を行うほか、企業側の協力の下、約30種類の介護ロボットを展示し、試用を望む介護事業所に対して、無料で貸し出しする。

 企業に対しては、介護ロボット開発に当たっての補助金制度の紹介に加え、開発した製品の評価や効果検証に関する要望があれば、開発の促進拠点となるリビングラボに取り次ぐ。