8月18日、日本医師会のホームページに「全国の会員の先生方にあらためて新型コロナウイルス感染症への対応をお願いします」というタイトルの文章が掲載されていた。新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大受けて、中川俊男会長が8月17日に会員一人ひとりにあらためて協力を求める手紙を送ることを決定。8月28日から順次郵送を開始するのだという。

 ここに来ての“手紙作戦”に筆者は一瞬、我が目を疑ったが、まぎれもない事実。ホームページ上には、ご丁寧に手紙全文まで掲載されていた。

 それによると、「新型コロナの医療のために通常の医療が制限されることの重大性は計り知れない」とした上で、「どうか、新型コロナウイルス感染症患者さんの入院が難しい医療機関におかれましても、今一度、受け入れのご検討をお願いします。診療所におかれましては、どうか、できうる限り、自宅療養、宿泊療養の患者さんの健康観察、電話等による診療や往診を行っていただきますようお願いします」と、病院・診療所の双方に協力を求めた。

 そして、文章は最後、こう締めくくる。「すでに先生方には多くの医療従事者の皆さんとともに新型コロナと闘い、激務の最中にあることは十分承知しております。あらためてのお願いは、心苦しい限りです。しかし、今や大災害級の有事です。日本医師会も感染抑制にむけあらゆる努力をいたします。どうか、先生方にも、もうひと踏ん張りのご協力をいただきますよう、心からお願い申し上げます」

 懇願する「どうか」の3連発。何とか心に訴えかけようと、堪らず使った表現なのだろう。