タカラバイオなど4銘柄に期待

個人投資家は今、どんな戦略で臨めばいいのでしょうか?

 値動きの大きい銘柄を追いかける場合、冷静に買いどきを見極めないと結果的に“高値づかみ”となり、痛い目に遭います。中には思惑だけで動いているものもあり、長期投資を考えている人には不向きでしょう。

 逆に、技術力があって資金調達もできている会社の株が機関投資家に売られて下がっている局面は“買い”かもしれません。第一陣として、こうした銘柄を安いところで拾っておくのも一つの手です。

強気に見ている銘柄として、具体的にはどんなところを想定されていますか?

 まずは、先ほども名前が挙がったタカラバイオ。機関投資家の売り圧力が強い中、一時の急落から回復して株価2000円台をキープしているのは立派です。とはいえ、2月の高値2520円と比べると値ごろ感があり、同社の技術力や業績を考慮すれば、私は強気に見ています。

 ペプチド医薬品の世界的なリーディングカンパニーであるペプチドリームや、昨年、米国のギリアド・サイエンシズとの新規がん免疫療法薬のライセンス契約で約21億円の一時金を手にしたカルナバイオサイエンスも、株価は割安な状況にあると見ています。

 そーせいグループは田村眞一社長が復帰して利益重視の経営へと大きく舵を切り、業績をV字回復させました。昨年も国内外の大手製薬2社と各々合計1000億円を超える提携を決めるなど、長期的にポジティブな要素が目立ちます。アイルランドのアラガンと大型契約を結んだアルツハイマー病治療薬の安全性調査が長引いているのが気になりますが、今の株価水準は割安と言えるのではないでしょうか。とはいえ、投資に「絶対」はありません。自己責任が原則です。

(タイトル部のImage:jamesteohart -stock.adobe.com)