注目されるニューノーマルの新商品

昨年夏以降、各社が相次いで在宅勤務用のワークスペイスの提案といったニューノーマル対応の新商品を売り出しました。こうした新商品も業績に寄与しているのでしょうか?

 防音ルームにしたり、子どもと一緒に過ごすことを意識してワークスペイスをセミオープンにしたりするなど、各社各様の提案がなされています。中でも、うまくニーズを取り込み、業績に結び付けているのがオープンハウスです。都内の立地は良くても狭小で使いづらい土地に木造3階建ての分譲住宅を建て安価で販売することで躍進を続ける新興企業ですが、屋根裏部屋をワークスペイスにするなど限られたスペースを有効に活用したテレワーク対応の提案がはまり、住宅一次取得者層を中心に売れ行きを伸ばしています。

ニューノーマル対応としては、積水ハウスの次世代室内環境システム「SMART-ECS(スマート イクス)」のような健康配慮型の商品も出てきています。

 まさに今、注目されているのがこの分野です。きれいな空気を供給することは家族の健康を守ることに直結しますから、大きな付加価値となります。これはオフィスビルも同様で、従業員の健康管理の面から賃料の上乗せにつながります。一方で、CO2削減に向けた取り組みなどはテナント企業からすると「あればいい」程度の認識で、相応の対価を支払う状況にはなっていません。健康に関わる分野のほうが発展の余地があると言えますね。