「ハイリスク・ハイリターン」の色合いが強まる

医薬品セクターと言えば、株式市場でディフェンシブ銘柄の代表とされてきましたが、近年は成長性(グロース)に期待する人もいるようです。投資対象としての医薬品セクターをどのように見たらいいでしょうか?

 これまでの日本の医薬品企業は公的医療保険制度に守られ、どの企業もそれなりの収益を確保することができました。しかし今後は、開発力の差による優勝劣敗がはっきり出てくるでしょう。

 新薬の開発は5~10年と長期にわたり、成功すれば大きな利益が得られる半面、背後には数えきれないほどの失敗が横たわっています。薬価改定や後発薬の台頭といった環境の中で業績を上げていく必要がある今後は、より革新的な新薬の開発が求められます。医薬品セクターは、景気との相関関係が低いという意味では「ディフェンシブ」かもしれませんが、「ハイリスク・ハイリターン」の色合いが強まると見ています。

「画期的新薬創出力の重要性を強調したい」(橋口氏)(写真:川田雅宏)

(タイトル部のImage:jamesteohart -stock.adobe.com)