芸能人が自ら告白するなどメディアを通じて話題になることも多い乳がん。女性にとって身近にある大きなリスクであるにもかかわらず、「多くの女性は乳がんに対して『○○らしい』という伝聞や推定的な知識しか持ち合わせていない」――。横浜労災病院 包括的乳腺先進医療センター長/乳腺外科 部長の千島隆司氏はこう指摘する。7つの「○○らしい」に対する答えを軸に、正しい情報の浸透を訴える同氏の話を談話形式でまとめた1)

図1●乳がんに対する7つの「○○らしい」
横浜労災病院の千島氏が挙げた「○○らしい」という伝聞や推定の項目。これらに対する答えは3ページ目の図2に記載(図:千島氏の資料を基にBeyond Healthが作成)

 多くの女性は乳がんに対して、図1に挙げたような「○○らしい」という伝聞や推定的な知識しか持ち合わせていません。それにもかかわらず、「でも私は大丈夫だと思う」という根拠のない理由で検診を受けていない。

 それが、日本の女性の乳がんへの意識の現状だと思っています。まず、この「○○らしい」という伝聞や推定に対する正しい答えを知識として理解することが大切です。