「男性全体の意識変容までつなげたい」

 フェムテックは、女性を意味するfemaleという言葉が入っているものの、「女性の生き生き」は女性だけの問題ではないという点にも議論が及んだ。

パネルディスカッションの様子

 パネリストとして登壇したHERBIOが開発する、へそで基礎体温を測るデバイス「picot」は、前述のように男性が利用する意義もある。同じくパネリストのリクルートライフスタイルが手掛ける精子セルフチェックサービス「Seem」は、男性向けでありながら結果として女性の生き方に関わってくる。

 パネリストで唯一の男性となった入澤氏は、「妊活にもっと男性が積極的に関わってほしい」と強調する。「Seemを使ってもらうだけでは私達の活動としてはまだ不十分で、男性全体の意識変容までつなげたい」(同氏)と展望した。

 こうした話を受け、モデレーターの西本氏は「フェムテックを女性だけのものにしてしまっては、男女間の溝を生んでしまう恐れがある。ここは課題にしなければならない」と語った。