面倒な計測方法が何十年も変わっていない

 このセッションでは、各パネリストが手掛けているフェムテック関連の取り組みも紹介された。

 HERBIOの丸井氏は開発中の「picot」という体温計を紹介。へそを計測部位として基礎体温を測る点が特徴だ。基礎体温は朝起床した時に舌下で計測する方法が一般的。ただし、手間がかかるため継続できない課題の解決を狙ったという。

HERBIO 共同設立者兼CROの丸井朱里氏

 picotは寝ている間に連続的に計測し、アプリで自動的に記録できる。少ない手間で自分の基礎体温を知ることができると強調する。「体調のリズムを知るには基礎体温が大切。測るのが面倒で続けられない人が多い中、計測方法は何十年も変わっていない。そこを変えたいと思った」(丸井氏)。

 エムティーアイの日根氏は、生理日管理アプリ「ルナルナ」を紹介した。過去の生理日の記録から生理周期や次の生理日を予測するなど、体調管理に役立つ情報を表示できる。「妊娠希望モード」に切り替えると、様々なデータから妊娠しやすい日を予測して表示する機能なども利用できる。

エムティーアイ 執行役員 ヘルスケア事業部 ルナルナ事業部長の日根麻綾氏

 医療機関向けの「ルナルナ メディコ」は800件のクリニックや産婦人科で導入されているという。「ルナルナは来年で20周年。今後は、もっと総合的にライフイベントに絡めて女性をサポートしていきたい」(日根氏)と語った。