外見を社会とのインターフェースとして捉え、それを整えることによって精神的な安寧や豊かさ、自分らしさや前向きな姿勢を得る――。そんな、ココロに効く“美”に向けた商品やサービスを紹介していく。

*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。

「身だしなみ」でがん患者に前向きな生活を
その人らしさをサポートする「福祉理美容」

[2019.08.05掲載]
髪型は顔の額縁だという。絵は額縁がなくても成立するが、額縁次第でいかようにも印象が変わる。つまり、額縁は絵の魅力を失わせることもあれば、絵を引き立て、より一層輝かせることもできるのだ。「福祉理美容」をご存じだろうか。狭義の意味では、外出が難しい高齢者や障害者のいる施設や自宅を訪ねて、ヘアカットなどの理美容サービスを提供することである。しかし、愛知県と東京都を主な拠点として福祉理美容を提供するNPO団体の全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)では、福祉理美容をもっと大きな枠組みで捉え、がん患者向けの医療用ウィッグやネイルケア、知的障害者身だしなみ支援、途上国での理美容職業訓練なども手掛けている。続きはこちら。
皮膚の悩みをカバーする「メディカルメイクアップ」
母斑や白斑も自然な肌色に

[2019.09.02掲載]
青色や黒色のあざが現れる太田母斑や色素が抜けたようになる白斑、火傷や事故による外傷など、皮膚変色および皮膚障害に悩まされる人は少なくない。皮膚の厚みはわずか数ミリだが、外見に与える影響は大きい。そんな自分に自信が持てず内向的になったり、悪気はなくとも奇異な目を向けられたりして心に深い傷を負う人もいる。そんな悩みを抱える人々専用のメイクアップ製品がある。一般的な化粧品とはカバー力が格段に違い、気になる皮膚の色をキレイに隠すことができるという。自らも皮膚の変色に悩み、カバー効果の高いメイクアップ製品に助けられたという特定非営利活動法人メディカルメイクアップアソシエーション(MMA)事務局長の小井塚千加子氏と、銀座センターインストラクターの長尾陽子氏に、その活動内容を聞いた。続きはこちら。
ある医師が形成外科から美容外科に転身したワケ
「笑顔になれる患者が増える。僕の壮大な野望は…」

[2019.09.20掲載]
「患者のQOLのために、お顔の仕上げ手術は美容外科の心を持つべき」そう語るのは形成外科医から美容外科医に転身した山口憲昭氏。この9月から美容外科では珍しいフリーランスの医師として、東京の加藤クリニック麻布と大阪のメガクリニックを拠点に活動するほか、その合間を縫って先天性疾患の患者のためのボランティア手術も請け負う。 そんな多忙な日々を送る山口医師に聞く、形成外科と美容外科の境界線とは──。 続きはこちら。
失われた乳房や手指を「エピテーゼ」で取り戻す
歯科技工士の技術が生きる新領域

[2019.10.07掲載]
「エピテーゼ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。事故や疾患・手術などによって欠損した部分に装着する人工の補綴(ほてつ)物のことだ。手足の機能・形を補う義肢と違って、エピテーゼは“見た目”をカバーすることが主目的で、その仕上がりはハリウッド映画の特殊メイクさながらだ。歯科技工士として働きつつ、エピテーゼ製作や技術者養成スクールを運営するメディカルラボKの萩原圭子氏に話を聞く。 続きはこちら。
“履きたい”をかなえる! 手づくりの整形医療靴
好きな靴だから踏み出せる、その一歩を支えたい

[2019.11.20掲載]
「おしゃれは足元から」という。靴にさほど関心がない人でも、装いに合わせて革靴やスニーカーを使い分けている。しかし、疾病やケガのために好きな靴を選べない人たちがいる。市販の整形医療靴や介護靴は色も形も単調で、進んで履きたいとは言い難い。義肢装具士の菅野ミキ氏が代表を務めるオーダーメードの靴ブランド「&MIKI(アンドミキ)」ではデザインにこだわった整形医療靴を提案する。 続きはこちら。
隠す補聴器から、見せたくなる補聴器へ
SNSから生まれた、補聴器を個性的に彩るデコチップ

[2019.12.23掲載]
先天性難聴は新生児1000人に1人と、生まれつきの疾患のなかで最多の障害だ。また、70歳代男性の5割、同女性の4割が難聴との指摘もある。難聴は意外に身近な疾患であるにもかかわらず、なぜか補聴器には抵抗感がある人が多い。「メガネと同じくらい、補聴器も当たり前の社会になってほしい」そう語るのは、補聴器を個性的に彩るデコチップを開発した「彩希(あき)~Beautiful Ear~」代表の北村美恵子氏と松島亜希氏。両氏の提案するコンセプト「魅せる補聴器」とは──? 続きはこちら。
乳がんサバイバーに自分らしく装うよろこびを
術前・術後・回復期で変わる心に寄り添いたい

[2020.02.14掲載]
乳がんの治療でブラジャーが合わなくなることがある。「サイズが変わった」「手術痕に縫い目が当たって痛い」「皮膚が敏感になって化繊だとかゆい」など、そんな女性の悩みに寄り添い続けてきたのが「KEA工房(ケアこうぼう)」だ。専用のブラジャーやパット、温泉施設で使用する入浴着などの自社開発製品を扱うほか、既製のブラジャーのお直しも請け負う。「まずは気軽に来店してほしい」と語る同社代表取締役の澤井照子氏と、銀座本店の原島亜奈氏に話を聞いた。 続きはこちら。
そのウィッグ、本当に必要ですか?
がん患者にとって必要な外見のケアとは何かを考える

[2020.03.04掲載]
がん治療に伴う外見(アピアランス)の変化と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは脱毛ではないだろうか。しかし、全員が脱毛するわけではないし、部分脱毛の人もいれば白髪になる人もいる。さらに言えば、頭髪の変化を思い悩む人もいれば、まったく気にしない人もいる。「アピアランスの痛みは人それぞれだから、一括りにしないでほしい」そう語るのは国立がん研究センター アピアランス支援センター センター長の野澤桂子氏だ。一人ひとりのがん患者と向き合う医療者だからできるアピアランス支援とは何か、話を聞いた。 続きはこちら。
オンリーワンの「ステッキ」で外を出歩く喜びを
需要拡大する杖・ステッキ市場に新風

[2020.03.18掲載]
杖を使うのに年齢は関係ない。しかし、いざとなると「年寄り臭い」「そこまで衰えていない」と抵抗感を抱く人は少なくないようだ。杖・ステッキ専門店「素敵屋Alook(すてっきや・あるく)」を営む小倉惠美子氏の母親もまた、杖を敬遠する一人だった。しかし、小倉氏が取り寄せた海外製ステッキは華やかで美しく、外出をためらっていた母親の心を動かした。福祉・介護用の杖ではなく、素敵に歩くためのステッキへ──いま市場は変化の時を迎えている。 続きはこちら。
男性の“ちょいモレ”対策、シミやニオイにおさらば
「この症状を気にしている男性は多い」、エチケットとしての対策を

[2020.04.01掲載]
「お酒を飲むと、ちょいモレが気になる」「ズボンのシミが気になって席を立てなかった」こうした悩みは珍しいことではなく、40代男性の約3人に1人、50代男性の約2人に1人が軽度な尿失禁(ちょいモレ)を経験している。しかし、症状が症状だけに、なかなか周囲には話しづらい。加齢による身体的変化を認めたくない心理もあるだろう。男性用尿ケア用品を扱う王子ネピアのパーソナルケア・イノベーションセンター企画開発部部長の山手孝一氏に、昨今の“ちょいモレ対策事情”を聞いた。 続きはこちら。

(タイトル部のImage:左上から時計回りにudra11 -stock.adobe.com、以降は早川 マナ)