「乳がん」「PMS(月経前症候群)」「不妊・妊活」などの課題解決に向けて2019年に話題となった取り組みやソリューションを紹介する。同時に、臨床現場から見た課題・アンメットニーズについても触れていく。

*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。

乳がんセルフチェック啓発、「横浜市×TikTok」異色のコラボで
[乳がん1] 元SKE48の矢方美紀氏は自らの経験を踏まえて語る

[2019.10.25掲載]
横浜市(神奈川県)が、TikTokと組んだ乳がん啓発プロジェクトに乗りだした。堅いイメージのある自治体と、若者世代を中心に世界中で高い人気を誇るショートムービープラットフォームという異色のコラボレーションだ。そこには、「楽しみながら自然に医療の話題に接してほしい」との切実な思いがあった――。続きはこちら。
月経前サポートで女性活躍を下支え、コニカミノルタの新事業
[PMS] 体調記録アプリと温度計測デバイスをセットにした「Monicia」

[2019.10.29掲載]
女性特有の健康問題が仕事のパフォーマンスにどう影響するのか――。女性活躍が進む今、企業の健康経営の観点からも、こうした分野への関心が高まりつつある。日本医療政策機構による「働く女性の健康増進調査2018」では、PMS(月経前症候群)や月経随伴症状によって、元気なときと比較して仕事のパフォーマンスが半分以下になる人が45%。女性の半数以上がPMSの症状を感じていながら、有症者の63%が特に何もしていないという現状が示されている。こうした中、コニカミノルタでオープンイノベーションを推進するBusiness Innovation Center(BIC)は、新たな事業に乗りだした。続きはこちら。
「マイクロ波」で乳がん検出、2年後にも実用化へ
[乳がん2] 神戸大発スタートアップ、20億円調達で製品化と普及を一気に加速

[2019.10.31掲載]
マンモグラフィ(乳房X線)や超音波エコーなど現行の乳がん検査装置が抱える課題の解決を目指した、いわゆる“次世代乳がん検査”の技術開発が活発になっている。例えば、スタートアップのLily MedTechは、360度あらゆる方向から超音波を放出・反射、受信し、技師のスキルに依存せず高精度な超音波画像を取得しようとする「リングエコー」の開発を進めている。一方、そもそもX線や超音波を使わずに乳がん組織を映像化しようとする技術の開発を、神戸大学発スタートアップのIntegral Geometry Scienceが進めている。続きはこちら。
「子宮内フローラ」で不妊治療の成功率を高める
[不妊・妊活] 不妊市場で注目集める遺伝子検査スタートアップのVarinos

[2019.11.05掲載]
「腸内フローラ(細菌叢)」という言葉はよく耳にするが、最近、不妊治療の領域で注目されているのが、「子宮内フローラ」。子宮内にも細菌が存在し、その菌環境が不妊治療の成否を左右するというのだ。遺伝子検査スタートアップのVarinos(バリノス)は、世界に先駆けてこの子宮内フローラ検査のサービスを開始。産婦人科医師らとの共同研究にも積極的に取り組んでいる。 続きはこちら。
女性の健康支援はプレコンセプションケアから
[臨床1]国立成育医療研究センター・荒田医師に聞く、認知されていない現代女性の健康課題とは?

[2019.11.07掲載]
女性活躍推進法が施行されて4年がたち、企業などでの女性の存在や活躍が目立つようになっている。今や、出産や育児休暇後に職場復帰するのは当たり前だ。一方で、女性の健康ケアに関する社会認知や対策が追いつかずにいる現状も浮き彫りになっている。例えば、妊娠に至るまでの、あるいは中高年期の女性の健康ケアだ。「女性への一生を通じた切れ目のないケア」の必要性を訴え、思春期から妊娠までの若い女性の健康を支援するプレコンセプションケアの拠点を立ち上げた、国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター母性内科診療部長の荒田尚子氏に話を聞いた。 続きはこちら。
乳がんの「○○らしい」、その情報は本当か?
[臨床2]伝聞や推定ではなく正しい知識を、横浜労災病院の千島氏が訴え

[2019.11.12掲載]
芸能人が自ら告白するなどメディアを通じて話題になることも多い乳がん。女性にとって身近にある大きなリスクであるにもかかわらず、「多くの女性は乳がんに対して『○○らしい』という伝聞や推定的な知識しか持ち合わせていない」――。横浜労災病院 包括的乳腺先進医療センター長/乳腺外科 部長の千島隆司氏はこう指摘する。7つの「○○らしい」に対する答えを軸に、正しい情報の浸透を訴える同氏の話を談話形式でまとめた。 続きはこちら。
「フェムテック」は女性だけのものではない
[議論]「女性の生き生きをサポートするテクノロジー」をテーマに

[2019.12.27掲載]
「女性の生き生きをサポートするテクノロジー」。こう題したパネルディスカッションが、「HIMSS & Health 2.0 Japan 2019」(2019年12月9~10日に東京都内で開催)で実施された。生理管理アプリを開発する独Clueが提唱した「フェムテック」(femaleとtechnologyを組み合わせた造語)をキーワードに、議論が繰り広げられた。 続きはこちら。

(タイトル部のImage:撮影は左上から時計回りにekb -stock.adobe.com、小口 正貴、皆木 優子、行友 重治、宮川 泰明、行友 重治、川島 彩水、稲垣 純也)