採血せず、人体に無害なレーザー光を当てるだけで、高精度で血糖値を測定できる検査装置が実用化の一歩手前に――。2019年6月に最もアクセスが集まったのは、その詳細を報じた記事。現在に至るまで多くのアクセスが続いており、この技術が今後のヘルスケアに与えるインパクトの大きさをうかがわせました。

*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。

■第1位

「指に光」で血糖値測定、実用化近付く
早ければ2021年にも登場へ

[2019.05.29掲載]
糖尿病の診断や治療に欠かせない血糖値の測定。定期健康診断でも必須測定項目の1つである。今は採血が必要だが、指に光を当てるだけで高精度に測定できる――。そんな検査装置が、早ければ2021年にも登場する見通しだ。続きはこちら。

■第2位

あの「線虫」、がん検診の流れを再編するか
いよいよ2020年1月にも実用化へ

[2019.05.27掲載]
シャーレに小さな“ムシ”を入れ、近くにヒトの尿をたらすと、尿に近づいていったり、逆に避ける動きをしたりする――。こうした行動を観察した研究から、高い精度で体にがんがあるかどうかを識別できることが明らかになった。このムシとは、地球上にありふれた生物「線虫」である。九州大学在籍時にこの研究を主導した広津崇亮氏が立ち上げたHIROTSUバイオサイエンスは、線虫を使ったがん検査サービス「N-NOSE」をいよいよ2020年1月にも、検診センターなどを通して実用化する。初年度の検査規模として25万検体を見込む。続きはこちら。

■第3位

厚労省が掲げた「健康寿命延伸」の裏側
[2019.05.17掲載]
「健康寿命」を75歳以上へ──。厚生労働省は3月末、健康に生活できる期間である健康寿命を2040年までに2016年と比べて男女とも3歳以上延ばし、「75歳以上」とする目標を定めた。今夏にまとめる「健康寿命延伸プラン」に反映させ、政府全体の取り組みとして達成を目指す。メディアではごく簡単にしか紹介されなかったこのニュース。目にしても、「ふーん」と軽く受け止める向きも多かったことだろう。ただ、この結論に至るまでの過程が、ある意味、実に興味深いのだ。これまで膠着していた事態が大きく動く可能性がある。 続きはこちら。

■第4位

「血液1滴で13種がん検出」、実用化が目前に
マイクロRNA検査、将来的には健康管理への応用も

[2019.05.31掲載]
血液中に含まれる「マイクロRNA」と呼ばれる分子は、がんの増殖や転移に深く関わっている。1~2滴の血液を採取して、このマイクロRNAを調べることで、様々ながんを高精度に検出できる――。国立がん研究センターを中心とした研究グループの5年間にわたる開発プロジェクト「体液マイクロRNA測定技術基盤開発」により、13種類のがんを早期発見できる新しい検査法の実現が大きく近づいた。研究と並行して検査機器メーカーが自動検査装置の開発を進めており、早ければ1~2年以内にも承認申請に踏み切る見通しだ。 続きはこちら。

■第5位

睡眠の測定を家庭血圧のように身近に
オレキシン発見者、柳沢正史氏と創業したベンチャーS’UIMIN

[2019.06.06掲載]
人生の3分の1を占めながら、睡眠の世界は謎だらけ。世界主要国で日本人の睡眠時間は最短レベルで、健康上も悩ましい問題だ。世界トップレベルの睡眠研究をバックボーンに、睡眠をより簡便かつ正確に測定し、医療ソリューションを与えようというのが、筑波大学発のベンチャー、S’UIMIN(すいみん)のミッションだ。最高執行責任者(COO)の藤原正明氏に話を伺った。 続きはこちら。

■第6位

急増する「リハビリ難民」のための「一体型」施設が登場
介護保険サービスと保険外個別リハビリ、就労支援との融合

[2019.05.31掲載]
2025年には人口のボリュームゾーンである団塊世代の全てが75歳以上となり、後期高齢者の割合は全人口の18%を占めることになる。厚労省は2012年との比較で、年金や医療、介護といった社会保障費の動きを推計。総額では109兆円から148兆円と約40兆円の増加を見込んでいる。中でも介護分野の右肩上がりは激しい。8兆4000億円から、約2.3倍の19兆8000億円にもなるという。財政を圧迫する社会保障費の増加を押さえるため、様々な取り組みが始まっている。そのひとつが介護保険サービスと保険外サービスの融合だ。 続きはこちら。

■第7位

生物の能力、どれだけ診断に生かせるか
発見困難な膵臓がん早期発見の切り札にも

[2019.06.07掲載]
生物の能力をがんなどの診断に利用する「生物診断」。その研究や啓発を目指して設立された生物診断研究会は2019年5月16日、東京で第1回研究会合を開催した。会員数は同日時点で約50人と小規模だが、当日は報道関係者を含め97人(同会調べ)が参加、新たな診断技術に対して高い関心が集まった。同研究会は、九州大学発ベンチャーであるHIROTSUバイオサイエンスが開発を進めている「N-NOSE」の臨床応用の研究と啓発を活動の中心に据えている。N-NOSEは線虫の一種である「C.エレガンス」と呼ばれる生物の嗅覚を利用するがん検査法で、2020年1月にも、検診センターなどを通して実用化される見通しだ。 続きはこちら。

■第8位

未病を定量化、富山大学などが研究成果を発表
「今後の予防医学にとって非常に大きなイベント」

[2019.06.25掲載]
健康と病気の中間にある状態をいう「未病」。この概念的な状態を定量化する──。そんな画期的な研究成果が発表された。発表したのは、富山大学 和漢医薬学総合研究所と東京大学 生産技術研究所 教授の合原一幸氏らの共同研究チーム。メタボリックシンドロームを自然発症するマウスにおいて、発病する前の期間に現われた生体信号の変化を捉え数学理論を用いて解析することで、未病状態を定量的に明らかにした。 続きはこちら。

■第9位

健診結果の悪い人を受診させるには
竹田 陽介氏 Vitaly代表取締役・医師

[2019.06.18掲載]
病院や学会に対するマーケティング支援を専門としたVitaly(ヴァイタリー)を5年前に設立した竹田陽介氏。獨協医科大学医学部卒の循環器内科医で、社業の傍ら今も診療に従事する。会社は当初、手弁当で一人で始め、現在の従業員数は10人となった。なぜ起業したのか。具体的な業務内容、そして今後の活動計画は? 同氏に話を聞いた。 続きはこちら。

■第10位

デンマークで「遠隔リハビリ」が進んだワケ
[第3回] どのようなプロジェクトが、どんな成果を出しているのか

[2019.06.11掲載]
デンマークでは医療、介護ともに在宅ケアが推進されている。その体制の中で、遠隔医療やリハビリの技術の利活用が進んでいる。今回と次の第4回では、デンマークで“Home monitoring(ホームモニタリング)”と総称される、在宅での遠隔医療・リハビリのソリューションを活用したプロジェクトの具体例をみていこう。 続きはこちら。

(タイトル部のImage:撮影は左上から時計回りに行友 重治、HIROTSUバイオサイエンス、Beyond Health、Beyond Health、S’UIMIN、オールボー大学教授Jeppe Agger Nielsen氏の提供資料、陶山 勉、Beyond Health、Beyond Health、ユニマット リタイアメント・コミュニティ)