驚くべきことに「日本人女性は25〜38日の月経周期だと正常と判断される」という知見の根拠とされるのは、1962年に約1万6000周期分を解析したときの古いデータ。約60年、アップデートされてこなかったのだそう。そこで、国立成育医療研究センターとエムティーアイが、「ルナルナ」のユーザーの32万人、トータル600万周期をソースにした、世界でも類を見ない大掛かりなビッグデータ解析を実施。それについて紹介した記事が、2020年1月に多くのアクセスを集めました。

*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。

■第1位

新型コロナウイルスを1分で死滅させるスプレーとワクチン
1/20〜24の海外ニュースダイジェスト

[2020.01.28掲載]
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染拡大を阻止するため、世界のヘルスケア機関・企業が取り組みを開始しています。カナダのMedicom社は、新型コロナウイルスを1分で死滅させる殺菌スプレーを販売。米国のInovio社は、ノルウェーの国際官民パートナーシップ機関CEPIから約10億円の助成金を受けて新型コロナウイルスワクチン「INO-4800」を開発、これから人への第1相試験が開始されます。中国は春節を迎え、観光シーズン真っただ中にあり、ウイルス感染の世界的な大流行(パンデミック)が懸念されています。新型ワクチン開発がウイルス拡大に追いつくか。ヘルスケア機関・企業によるイノベーションに世界が注目しています。続きはこちら。

■第2位

「ルナルナ」のビッグデータ解析で月経周期に新事実
国立成育医療研究センターとエムティーアイが共同で大規模研究

[2020.01.28掲載]
「生理前になるとだるくて、やる気が出ない」「旅行中、予定外に生理が来てしまった」など、女性なら誰でも月経周期に振り回された経験を持つのでは。妊娠を望む、あるいは避妊したいといった場合にも、月経周期が問題となる。つまり、月経周期についての正しい知識や情報は、女性が「自分らしい生活や人生」を送る上で不可欠といえるが、驚くべきことに「月経周期に関する医学的な知見」は60年前からアップデートされていないのだという。続きはこちら。

■第3位

「線虫がん検査」実用化は予定通りに、次はすい臓がん向け“特殊線虫”も
20年1月実用化を福岡県知事に報告、検査可能機関はホームページに公開予定

[2019.12.24掲載]
2020年1月に予定通り実用化します――。HIROTSUバイオサイエンスは2019年12月17日、開発を進めてきたがん検査サービス「N-NOSE」の実用化を、福岡県知事に報告した。N-NOSEは、地球上にありふれた生物「線虫」を活用して、尿からがんの有無を判別するサービス。県知事に報告したのは、過去4年間にわたり同県が「革新的がん超早期診断技術実用化事業」として本技術の開発を支援してきたため。 続きはこちら。

■第4位

「指に光」で血糖値測定、実用化近付く
早ければ2021年にも登場へ

[2019.05.29掲載]
糖尿病の診断や治療に欠かせない血糖値の測定。定期健康診断でも必須測定項目の1つである。今は採血が必要だが、指に光を当てるだけで高精度に測定できる――。そんな検査装置が、早ければ2021年にも登場する見通しだ。 続きはこちら。

■第5位

東芝、血液1滴でがん13種を精度99%・2時間以内に検出
独自のマイクロRNA検出技術を開発、2020年から実証試験を実施

[2019.11.26掲載]
東芝は、血液1滴から13種類のがんを99%の精度で2時間以内に検出する技術を開発した。この中にはステージ0の検体も含まれるという。本技術の詳細は、「第42回日本分子生物学会年会」(2019年12月3~8日に福岡で開催)で発表する予定だ。 続きはこちら。

■第6位

何が目的なのか、今の日本は極端に医療費抑制の話に寄っている
津川 友介氏 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部(内科)・公衆衛生大学院(医療政策学) 助教授

[2019.10.23掲載]
2018年度の医療費は42兆6000億円となり、過去最高を更新――。つい先日、こんなニュースがメディアを賑わせた。それと同期して、「医療費抑制」を合言葉にした様々な取り組みがここ数年、ますます活発になっている。こうした中、エビデンスに基づいたオールジャパンでの制度設計を急ぐ必要があると警鐘を鳴らすのが、医療政策学、医療経済学を専門とするカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部(内科)・公衆衛生大学院(医療政策学) 助教授の津川氏だ。同氏に話を聞いた。 続きはこちら。

■第7位

失われた乳房や手指を「エピテーゼ」で取り戻す
歯科技工士の技術が生きる新領域

[2019.10.07掲載]
「エピテーゼ」という言葉を聞いたことがあるだろうか。事故や疾患・手術などによって欠損した部分に装着する人工の補綴(ほてつ)物のことだ。手足の機能・形を補う義肢と違って、エピテーゼは“見た目”をカバーすることが主目的で、その仕上がりはハリウッド映画の特殊メイクさながらだ。歯科技工士として働きつつ、エピテーゼ製作や技術者養成スクールを運営するメディカルラボKの萩原圭子氏に話を聞く。 続きはこちら。

■第8位

[速報] 線虫がん検査、一般に受けられる施設が明らかに
HIROTSUバイオサイエンスがホームページ上で公開

[2020.01.24掲載]
線虫がん検査サービス「N-NOSE」を受けられる施設が明らかになった。同サービスを手掛けるHIROTSUバイオサイエンスが、同社のホームページ上でさきほど公開した。 続きはこちら。

■第9位

液体のりの主成分が「がん根治」のカギに
東工大、ホウ素中性子捕捉療法の効果を劇的に高める化合物を開発

[2020.01.23掲載]
光や超音波、熱中性子線など安全な物理エネルギーと薬物の融合により、癌を切らずに根治させる「ケミカルサージェリー」が、手術・抗がん剤・放射線・免疫療法に次ぐ「第5のがん治療法」として注目されている。東京工業大学は1月22日に記者会見を開き、液体のりの主成分であるポリビニルアルコール(PVA)という高分子を、ホウ素中性子捕捉療法用のホウ素化合物に加えるだけで、その治療効果が劇的に高まることを発見し、マウスの皮下腫瘍をほぼ消失させることに成功したと発表した。 続きはこちら。

■第10位

隠す補聴器から、見せたくなる補聴器へ
SNSから生まれた、補聴器を個性的に彩るデコチップ

[2019.12.23掲載]
先天性難聴は新生児1000人に1人と、生まれつきの疾患のなかで最多の障害だ。また、70歳代男性の5割、同女性の4割が難聴との指摘もある。難聴は意外に身近な疾患であるにもかかわらず、なぜか補聴器には抵抗感がある人が多い。「メガネと同じくらい、補聴器も当たり前の社会になってほしい」そう語るのは、補聴器を個性的に彩るデコチップを開発した「彩希(あき)~Beautiful Ear~」代表の北村美恵子氏と松島亜希氏。両氏の提案するコンセプト「魅せる補聴器」とは──? 続きはこちら。

(タイトル部のImage:左上から時計回りにPhotobank -stock.adobe.com、Beyond Health、桑田 和志、行友 重治、近藤 寿成、早川 マナ、Beyond Health、monsitj -stock.adobe.com、早川 マナ、寺田 拓真)