YouTubeやラジオも使った
社内コミュニケーションの円滑化も

 現在、社員は50人超。全員テレワークなので、他でどんなプロジェクトが動いているのかが見えにくく、社員同士、話したことがないケースもある。そこで社内のコミュニケーションを円滑にするために力を入れているのが、YouTubeやラジオなどでの情報発信だ。

 「社員や社内プロジェクトを何かしらのコンテンツで紹介したいのですが、社内報をつくっても読まない人は読まないですし、強制することは当社のカルチャーに合いません。そこでテレビ番組みたいに、自主的に見たくなるものとして動画コンテンツを制作し、社内YouTubeで公開しています。また、時折、社長ラジオとして、私が考えていることや最近の活動について音声で発信しています。これも場所や時間に関係なく、自主的かつ気軽に聞いてもらえればいいなと。こういった情報は文章で出すと重くなりますが、言葉ならばふんわりと伝えていけるのが利点です」

 とはいえ、同社はバーチャル空間のワークスペースやデジタルツールの活用に固執しているわけではない。実はリアルのコミュニケーションにも有効性を感じ、目を向けているという。

 「テレワークで生産性は上がりますし、コミュニケーションも効率化できますが、それだけでは不十分。本人が感じていることや将来への不安、思いといったものはZoomでどれだけ話しても出てきません。やはり一定の時間を共に過ごすことが大事なのです。そのため、以前は半年から四半期に一度、2泊3日の合宿を行っていました。内容はビジョンや価値観の共有などを目的としたワークショップで、最終日はみんなで遊びに行きます。コロナ禍が収束し、気兼ねなく旅行ができるようになれば、また合宿をやりたいと思います」

独自のマネジメント手法をまとめた『ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」』や、これからの時代に合った働き方を問いかける『未来ビジネス図解 働き方シフト』などの著書も人気

(タイトル部のImage:jozefmicic -stock.adobe.com)