室温が変動すると最高血圧も

 今回の報告会で示された主なポイントを、ダイジェストでいくつか紹介する。調査対象は合計約1650世帯の住まい手約2920人だ。

 まずは室温と被験者の血圧それぞれの「日間変動」(日による変動)について。冬期の室温にみられる日間変動の平均値(朝は約2℃、夜は約1.7℃)を境に、日間変動が小さい住宅の被験者グループ(=室温安定群)と大きい住宅のグループ(=室温不安定群)に分け、朝と夜の最高血圧の日間変動を比較した。

断熱性能が低く室温が不安定な家(室温不安定群)と断熱性能が高く室温が安定している家(室温安定群)で最高血圧の日間変動を比較。朝夜とも、室温が不安定な家の方が血圧の日間変動が大きい(資料:日本サステナブル建築協会「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査 第4回報告会」の資料を基に一部加筆)
断熱性能が低く室温が不安定な家(室温不安定群)と断熱性能が高く室温が安定している家(室温安定群)で最高血圧の日間変動を比較。朝夜とも、室温が不安定な家の方が血圧の日間変動が大きい(資料:日本サステナブル建築協会「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査 第4回報告会」の資料を基に一部加筆)
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 最高血圧の日間変動は、朝夜ともに室温不安定群の方が大きいことを確認。「室温の日間変動が大きく不安定な室内環境は、被験者の最高血圧の日間変動を増幅させる」との見解を示した。