コンパクトでインテリア性の高いセカンド洗面

 セカンド洗面と脱衣所やトイレの洗面台との違いは、コンパクト設計、間口に合わせて幅が選べ、空間の雰囲気に合うように素材や質感にこだわったインテリア性が高いことだ。

 「家で過ごす時間が増えたことで、家の過ごし方についてアンテナが高くなっている人が増えていると感じる。セカンド洗面としては、見た目がキレイな陶器製や、丸みがあるベッセルボウルが人気」(トクラス広報担当 森下沙樹氏)。

 トクラスで受注が増えているのは「LESTO」。どこにでも設置できるように間口に合わせてカウンターをオーダー(750~1800mm)でき、奥行きがコンパクトでおしゃれな陶器製のボウルが好評だ。空間とテイストを合わせることができると人気なのが、「ベッセルボウル&マルチカウンター」。耐久性が高く、質感を出しやすい、トクラス独自の人造大理石を使用し、鋳物や焼き物のような質感を再現している。「TENOR」シリーズの黒や濃い色が特に人気だそうだ。

上はトクラスの小型の洗面ボウル「ハーフベッセルボウル[MARU] TENORアイアンブラック」と「マルチカウンターTENORバーストブラウン」。下はトクラスの「LESTO」シリーズ(写真:トクラス)

 リクシルでは、SNS投稿の盛り上がりをきっかけに短期間で新商品を開発し、「どこでも手洗」を2020年3月に発表した。「どこでも手洗」は、手洗い器やカウンター(木製またはタイル)、水栓などを自由に組み合わせられるシリーズ。リクシルの得意分野でもある焼き物をボウルに選び、SNSで注目されていたタイルカウンターをラインナップ。カウンターの奥行きは約300mmとコンパクトで、手洗いに特化したものだ。展示会でも大変好評で、1年間で達成すべき月間目標台数を7カ月で達成したという。

 リクシルの近藤亮介氏は、「従来の造作洗面台は、部材を一つひとつ選んで発注していた。組み合わせやサイズを確認し、現場で施工するなど手間がかかっていた。『どこでも手洗』は、現場で扱いやすいようにパッケージにして出荷し、間口に合わせて簡単にカットして調整できるのが特長。現場で扱いやすい商材ということが、売り上げが伸びた理由の一つになっている」と話す。

4枚ともリクシルの「どこでも手洗」シリーズ(写真:リクシル)