分身ロボットのパイロット約50人がシフト制で働く

 分身ロボットカフェDAWN ver.βは、面積約300m2(うちカフェエリア190m2)で、店内は4つのエリアに別れる。OriHimeがオーダーやドリンクの運搬などの接客を行うAエリア、元バリスタのパイロットが遠隔操作で来店客の目の前でコーヒーをいれる「テレバリスタ OriHime×NEXTAGE」を実施するBエリア、WiFiや電源を完備したカフェラウンジのCエリア(OriHimeによる接客なし)、そして、協賛企業のPRやオリィ研究所の製品体験コーナーなどがあるPRゾーンだ。AエリアとBエリアは完全予約制となっている。

Aエリアでオーダーを受けるOriHime。オーダー時以外も含め、OriHimeパイロットとのコミュニケーションは来店客にとっての魅力の1つとなっている(写真:日経BP 総合研究所)
注文された飲み物を運んできたOriHime-D。床のバーコードを読み取り、黒い線に沿って進んでいく(写真:日経BP 総合研究所)
「テレバリスタ OriHime×NEXTAGE」と題したBゾーンでは、来店客の目の前でロボット(NEXTAGE)がコーヒーをいれる。来店客は、OriHimeパイロットとコミュニケーションを取りながら、大きなロボット(NEXTAGE)がコーヒーをいれるところを間近で見ることができる。エンタテインメント性の高い接客だ(写真:日経BP 総合研究所)
PRゾーンにも説明員としてOriHimeが配置されている。今回の実証実験が初参加のパイロットには初心者マークがついている(写真:日経BP 総合研究所)

 カフェでは、登録した約50人のパイロットがシフトを組んで接客を行う。難病や重度障害などで外出が困難な人たちのほかにも、例えばオーストラリア在住で子育て中の人も、「距離」を克服して働くパイロットとして参加している。雇用形態はアルバイトが中心(パイロットにより異なる)。賃金は非公開だが、東京都最低賃金以上を保証しているという。