カフェで稼働する分身ロボットは日々改良

 カフェの設備面のバリアフリー監修は、一般社団法人WheeLog(ウィーログ)が担当。店内はフルフラットに設計されている。回遊導線・什器類は車いすの来店客にも配慮し、ストレッチャータイプ・電動タイプを含む車いすも入場可能としているほか、人工呼吸器などの医療機器や電動車いすの充電用に電源も貸し出す。オストメイト・介助ベッド付設のバリアフリートイレも設置している。

 食事支援については、嚥下障害などで食事支援が必要な来店客への対応として、各種調理器具の貸し出しを実施。ドリンクメニューでは嚥下対応ドリンクを用意するほか、とろみ調整剤の提供も行う。監修は、「スナック都ろ美(スナックトロミ)」(食事支援が必要な子どもの親のコミュニティ。NPO法人D-SHIPS32が運営)が、機材選定・スタッフ研修などを担当している(関連記事:「スナック都ろ美」の挑戦──嚥下障害の子どもと家族に楽しい食を)。

「分身ロボットカフェDAWN ver.β」が1階に入居する「日本橋ライフサイエンスビルディング3」。1階の店舗入り口のスロープは12分の1以下の勾配に抑えた。特別協賛の三井不動産が場所を提供している(写真:日経BP 総合研究所)

 カフェで稼働する分身ロボットは、パイロットや来店者の声を集め、カメラの画角や取り付け位置など、日々改良を加えている。仮説検証のスピードアップを目指し、オリィ研究所は今年5月に本社をカフェと同じ「日本橋ライフサイエンスビルディング3」に移転している。運営面では、特別協賛企業3社・協賛企業8社の支援を得たほか、クラウドファンディングで2156人から4458万7000円の資金を集めたことで話題となった。

(タイトル部のImage:jozefmicic -stock.adobe.com)

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奈良県立医科大学
MBT(医学を基礎とするまちづくり)研究所 副所長(研究教授)
梅田 智広 氏
ほか

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