内装が木質化された空間は人にどのような影響を与えるのか――。林野庁補助事業の「内装木質化等の効果実証事業」は、非住宅施設の内装を木質化して人に与える影響を科学的に検証する試みだ。内装木質化による集客力や支払い意欲の向上、子供の集中力向上など、2021年度成果報告会(2022年3月18日開催)では、興味深い事例が発表された。本レポートでは、同報告会で示された研究結果を、2回に分けて紹介する。

7事業者が成果を報告

 「内装木質化等の効果実証事業」は林野庁の補助事業として、新たな木材需要の創出を目的として実施されている。内装木質化の効果を科学的に検証しようとするもので、2020年度に第1回目の取り組みが始まり、2021年3月には最初の成果報告会が開催された。

 事業は引き続き2021年度にも実施され、2022年3月に2度目の成果報告会を開催、7事業者がその成果を報告した。報告会は新型コロナウイルス感染症対策として、30人を定員とする木材会館(東京都江東区)でのリアル開催と共に、ウェビナー方式でのライブ映像配信が行われた。