林野庁の補助事業「内装木質化等の効果実証事業」は、オフィスや商業施設などの内装を木質化すると、人にどのような効果が現われるのかを検証するもの。本レポートは、2021年度成果報告会(2022年3月18日開催)で示された研究結果を、2回に分けて紹介している(前編:「木質空間」の人への効果、最新実証実験で見えてきた。後編となる今回は、成果報告会で発表された事例のうち、ニューノーマル時代のオフィス課題に取り組んだ3事業者の取り組みを紹介する。

 「オフィスや商業施設など非住宅施設の内装を木質化することで、どのような効果が得られるのか」――。今回、2回目の実施となった「内装木質化等の効果実証事業」は、それを科学的に検証すると同時に、国内の木材利用促進のため、民間非住宅建築における内装木質化ニーズの掘り起こしを目的としている。

 2022年3月18日に行われた成果報告会では、7事業者が順に成果を発表した後、識者による講評が行われた。

 商業施設や子供施設での実証事例をまとめた前編に引き続き、後編では「働き方改革」や「シェアオフィス」など、ニューノーマル時代のオフィス課題に取り組んだ実証事例3件を紹介する。