健康づくりの場に

 (3)のコミュニケーションスペースは、健康づくりの場である。患者あるいは未病状態の人のそれぞれが薬剤師とのコミュニケーションを図れるスペースを想定した。

(イラストレーション:©kucci,2020)

 患者とのコミュニケーションでは、薬を渡すだけではなく、治療生活のアドバイスやフォローアップを行う。例えば、栄養が取れるスムージーを提供したり、患者の症状に合わせたレシピを紹介したりする。患者との太く長い信頼関係を築く狙いもある。

 未病状態の人にとっては、「寝つきが悪い」「糖尿病を改善するための生活について聞きたい」など心身の健康についての相談ができる場所となる。相談に乗る薬剤師は、相談者に合わせて食事のレシピやサプリメント、アプリなどのソリューションを提供する。

 イラストに示したようにカフェの機能を持たせれば、お茶を飲みながら気軽に相談ができ、より立ち寄りやすくなるだろう。医療機関にかかるほどの症状はないが、心身の健康で気になることがあればふらっと訪れることができる場所になる。

 なお、イラスト上ではあくまでコンセプトを示すために、薬を渡すスペースと未病状態の人が相談するスペースが隣接している。実際には、患者と未病状態の人の動線は分ける必要があるだろう。