狙いは“ウエルネスサロン”を生み出すこと

 その答えについて、富山ビューティーカレッジを運営する和楽グループ(富山県富山市)で代表取締役を務める林 不二男氏は、「美容室、そして美容師が生き残るチャンスを作るため」と語る。

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 美容業界は今、店舗過剰による競争激化で、市場は年々減少を続けているという。このため、美容師の離職率も高止まりしているのが実情だ。

 こうした中、美容師が健康に関する知識を習得し、顧客に健康に関するアドバイスができるようになれば、美容師の新たな価値創造につながると林氏は見る。つまり、ヘアデザインだけではなく、ヘアケアからライフケアまでアドバイスできるような“ウエルネスサロン”を生み出そうというわけだ。いわば、美容室を地域の健康増進のハブにすることを目指す。

 「美容師は、顧客との信頼関係があり、健康に関する何げないことも相談しやすい相手。健康についてのアドバイスができるようになれば、美容室が生き残るキッカケにもなり、顧客の健康増進につながる。Win-Win(ウィンウィン)だ」と林氏は強調する。

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 今回の取り組みのキッカケの一つになったのは、髪の毛から体の栄養バランスを検査する「いこらぼ(毛髪栄養検査)」。icoi(東京都新宿区)が提供しているサービスだ。冒頭の講義は、同社と富山ビューティーカレッジが連携して開設したものである。