各ユーザーに対する介入ルールを成長させる

 同サービスでは、スマホアプリを介したアンケート結果から各ユーザーの行動変容ステージを割り出し、通知の内容や頻度に反映している。一般のスマホにむけた行動変容アプリの場合、そもそも行動変容ステージが高い人が好んで使うケースが多いとされるが、今回のサービスはオフィスに紐づくため、比較的ステージが低いユーザーも関心を持って利用する可能性が高い。そこで対応する低ステージユーザー向けのメッセージも充実させたとする。

 通知に対して実際にはどのように行動したのかも重要な情報だ。今回は、アプリの回答やビーコンからの位置情報を使ってデータを収集することで、各ユーザーに対する介入ルールを成長させていく。

モチベーション向上や継続的な習慣につなげるべく、階段利用数・歩数情報の表示やスタンプ付与による目標達成の見える化といったシカケを用意している(図:鹿島)
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モチベーション向上や継続的な習慣につなげるべく、階段利用数・歩数情報の表示やスタンプ付与による目標達成の見える化といったシカケを用意している(図:鹿島)
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モチベーション向上や継続的な習慣につなげるべく、階段利用数・歩数情報の表示やスタンプ付与による目標達成の見える化といったシカケを用意している(図:鹿島)

 実証実験は、鹿島のオフィスの一つで技術系部署が入居する赤坂別館で行い、会社支給のスマホ所持者を対象に協力を依頼したところ、50人が参加した(効果検証の有効回答者数は40人)。2021年3月~4月の2カ月間のデータをまとめたところ、サービス提供前に比べて階段を利用するユーザーが約40%増加し、71%となった。さらに、行動に対するモチベーション(自己効力感)の上昇を確認できたとする。

2カ月間の実証実験により、階段を利用するユーザーが30%から71%へと増加した。また、行動に対するモチベーションの上昇も確認できたとする(図:OKI)
2カ月間の実証実験により、階段を利用するユーザーが30%から71%へと増加した。また、行動に対するモチベーションの上昇も確認できたとする(図:OKI)
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