偶然の出会いでアイデアの創出を

 執務スペースの一つとして、入り口付近にはショウルームを設置した。異業種が集うクリエイティブルームとして活用したいスペースだ。社外の人との接点や、思いがけないものを発見するセレンディピティを加速させる場所として使えそうだ。人が集まれる場所を設けることで、偶発的な出会いやアイデアの創出を促すことを狙う。

(イラストレーション:©kucci,2020)
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 オフィス内には、会議スペースも設ける。テレビ電話などを通じて参加者全員が遠隔地にいても会議を行うことは可能になったが、企画立案の段階や実際にモノに触れる過程が必要な場面では、対面での会議は不可欠だ。そこで、デジタル技術をふんだんに活用し、遠隔地にいる人がアバターで参加できるような環境などを整える。それを支える安全なネットワーク、安定した通信環境も必要になる。利便性だけでなく、会議参加者の満足感や幸福感の向上にもつなげたい。

 会議室の周りには、幅の広い階段を設置。あえてオフィスの中心に設置することで、座りながらコミュニケーションをとりやすくした。

(イラストレーション:©kucci,2020)
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 社員食堂の新しい形としてフードテック活用やSDGsを意識した最新の「スマートキッチン」も提案する。ここでは、健康状態に合わせた食事を提供し、従業員の健康管理をする機能を持たせている。既に社員食堂をコミュニケーションの場としている企業もあるが、スマートキッチンも同様に、従業員同士や地域の人とのコミュニケーションを図る場としても活用したい考えだ。

(イラストレーション:©kucci,2020)
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 オフィスの機能として、企業文化を醸成する機能も忘れてはいけない。オフィスというリアルな場があることで、仲間が働いている姿を見て切磋琢磨し、企業カルチャーが養われていくと考えている。イラストには、「ビジョナリー・フラッグ・プロジェクト(VFP)」の旗を立てているが、企業の理念や従業員の夢がホログラムで現れるシカケを施しても良いだろう。

(イラストレーション:©kucci,2020)
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