ここ数年で一気に協働を加速

 がんという病を「点」ではなく「線」でとらえたとき、アフラックとして何ができるのかという視点から新たな取り組みを開始しています。これまでは主に、がんの治療時という「点」での関わり。それに対して今後は、がん検診受診率の向上といったがんの早期発見やがんに関する啓発活動に加え、がん予防、医師とのコミュニケーション、治療の多様化への備え、クオリティーオブライフ(QOL)の維持・向上、がんになっても治療を続けながら働く、などトータルに「線」でとらえた取り組みです。

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 こういったトータルの「線」としての取り組みに向けて着手したのが「キャンサーエコシステム(Cancer Ecosystem)」の構築です。「線」としての取り組みは、1社単独ではできません。多様な領域の方々と協働して、どんなサービスを提供できるか考えています。

 具体的には、スタートアップ企業とのオープンイノベーションや新規事業の創出を行う拠点「アフラック・イノベーションラボ」と、関連する技術・知見を持つスタートアップ企業へ出資する合同会社「アフラック・イノベーション・パートナーズ」を通して、ここ数年で一気に協働を加速しています。

 例えば、がん予防におけるリスク把握や生活改善という面では、2017年5月にメディカルノートに出資し、業務提携。オンライン医療相談サービスなどを展開しています。

 がんのスクリーニングの面では、2017年7月から日立製作所とがんの早期発見や早期治療を可能とする社会の構築に向けて協創。2020年6月にはCraifに出資、尿検査による痛みのない高精度ながんの早期発見に取り組んでいます。

 さらに、診断の面では、オンライン健康診断予約サービスなどに取り組むMRSOに2017年4月に出資。2019年9月には消化器系のがん早期発見を支援する内視鏡の画像診断支援AIの開発に取り組んでいるAIメディカルサービスに出資しています。2019年7月には、乳がんの早期発見に向けた革新的な画像診断装置の開発を手掛けるLily MedTechにも出資しました。