2020年の月別アクセスランキングの最後は12月。同月に新規公開した記事の中で最も多くのアクセスを集めたのは、国際医療福祉大学・高邦会グループによるヘルスケアオープンイノベーションの取り組み「IHW Open Innovation」(IOI)に関する記事でした。
異業種企業との協業やスタートアップへの投資などを通し、ヘルスケア業界に存在する課題解決を目指すことを標榜した取り組みです。果たして、“医療側”からオープンイノベーションを仕掛けたワケとは。
*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。■第1位
キユーピーが、がん発症リスク判定サービス事業化を目指すワケ 食品メーカーだからこそのアプローチを強みに [2020.09.02掲載] |
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あのキユーピーが、がん発症リスク判定サービスの事業化を目指している。2020年7月には、マイクロRNA(がんの増殖や転移に深く関わっている分子)の測定装置に関する研究を東京家政大学と共同で進めると発表した。実は同社では、食でがんを予防する研究を2013年に開始。2018年には将来の発がんリスクを判定する研究を始めていた。食品メーカーの立場から、どのような立ち位置でがん発症リスク判定サービス事業にかかわっていくのか。同社 研究開発本部 グループR&D推進部 未病改善プロジェクトチーム チームリーダーの河野純範氏と同 コーポレート・サイエンティストの大塚蔵嵩氏に話を聞いた。続きはこちら。 |
■第2位
特別養護老人ホームに犬10匹と猫9匹 「ペットと住む」が介護にもたらす意味 [2020.07.08掲載] |
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2000年に始まった介護保険制度だが、ペットの世話は介護保険サービスには含まれていない。ヘルパーさんに来てもらって犬の散歩はお願いできないのだ。また、グループホームや特別養護老人ホームなど介護サービスを提供する住居タイプの施設では動物を連れ込むことを禁止している事業所がほとんどだ。おかげでペットがいることで行き場を失う高齢者が多く存在する。こうした問題は、昨今のペットブームを鑑みるにつけ今後さらに深刻化することは間違いない。続きはこちら。 |
■第3位
新型コロナウイルスは高温多湿で死滅する? ダイヤモンド・プリンセス号とイタリアのある共通点 [2020.03.30掲載] |
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「ウイルスの顔と性格を知って、正しく恐れる」──。東北医科薬科大医学部感染症学特任教授の賀来満夫氏が先日の記者会見で強調した、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から身を守るための日常生活上の心得の1つだ。続きはこちら。 |
■第4位
国産手術支援ロボット「hinotori」は、巨人「ダヴィンチ」を凌げるか? UBS証券の小池幸弘氏に聞く──手術支援ロボットの未来 [2020.10.13掲載] |
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外科手術において、身体への負担を軽減する低侵襲手術が進展し、手術用ロボットのニーズが拡大している。これまでその市場は、米インテュイティブサージカル社の「ダヴィンチ」に半ば独占されてきたが、同社の基本特許が満了を迎える中、今後は複数メーカーの参入を控える。その中でも特に注目されるのが、初の国産品である「hinotori サージカルロボットシステム」。川崎重工業とシスメックスの共同出資により設立されたメディカロイドが開発し、2020年8月に製造販売承認を取得した。2024年には約11兆円との予想もある世界の手術支援ロボット関連市場について、UBS証券の小池幸弘アナリストの見方を聞いた。続きはこちら。 |
■第5位
新型コロナにかかりにくい理由はやっぱりコレか? ウイルスの侵入経路ACE2を絶つ治療薬も臨床試験へ [2020.06.08掲載] |
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厚生労働省のホームページでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内発生動向を日々更新しているが、20歳未満の陽性者数は他の年代に比べていまだ格段に少ない。続きはこちら。 |
■第6位
私たち医療側からオープンイノベーションを仕掛けたワケ 高木 邦彰氏 国際医療福祉大学・高邦会グループ 専務理事 医師 [2020.12.03掲載] |
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国際医療福祉大学・高邦会グループは2020年12月、グループのリソースをフル活用したヘルスケアオープンイノベーションの取り組み「IHW Open Innovation」(IOI)を開始すると発表した。異業種企業との協業やスタートアップへの投資などを通し、ヘルスケア業界に存在する課題解決を目指していくという。果たして、その狙いや具体的な中身、今後の展望は――。同グループ 専務理事で医師の高木邦彰氏に聞いた。続きはこちら。 |
■第7位
東京の新型コロナ新規感染者が減らない理由とは 「3密」と絶対湿度が感染拡大・収束に影響、エアコンも原因? [2020.06.29掲載] |
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筆者は、 3月30日付Editor’s Noteで「新型コロナウイルスは高温多湿で死滅する?」と題して、「新型コロナウイルスは低温低湿度地域に広がり、高湿度環境では速やかに死滅する性質を持つことから、日本では梅雨と夏の到来により感染リスクが下がる可能性がある」と述べた。これまでの国内感染者数の推移を見るに、その予測は外れていなかったが、ここに来て東京を含む首都圏で新規感染者数が減少から横ばいに転じ、予断を許さない状況が続いている。続きはこちら。 |
■第8位
さらば“薬局・薬剤師”、いざ「Beyond Pharmacy」 未病の改善を推し進める社会の“ハブ”に、薬剤師は「ヘルスケア・マイスター」へ [2020.07.31掲載] |
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Beyond Healthは、「健康で幸福な人生100年時代を可能にする」社会を描くためのビジョンとして「空間×ヘルスケア 2030」を提案していく。このほど、それを実現するための新プロジェクト「ビジョナリー・フラッグ・プロジェクト(VFP)」をスタートさせた。同プロジェクトでは、2030年に実現を目指す「空間」をイメージして、イラストで分かりやすく表現した未来の旗印(Visionary Flag)を示していく。第1弾として、住宅・オフィス・薬局の未来像を描いた「 Beyond Home(未来の住宅)」「Beyond Office(未来のオフィス)」、そして「Beyond Pharmacy(未来の薬局)」という3つの旗を掲げた。続きはこちら。 |
■第9位
いよいよ「線虫がん検査」一般発売、10月末に開始 ネットで予約、自宅に検査キットが届く [2020.09.28掲載] |
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HIROTSUバイオサイエンスは、線虫がん検査「N-NOSE」の一般発売を2020年10月末に開始する。同年9月27日に福岡県で開催された講演会で、同社 代表取締役の広津崇亮氏が明らかにした。続きはこちら。 |
■第10位
「子宮内フローラ」で不妊治療の成功率を高める [不妊・妊活] 不妊市場で注目集める遺伝子検査スタートアップのVarinos [2019.11.05掲載] |
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「腸内フローラ(細菌叢)」という言葉はよく耳にするが、最近、不妊治療の領域で注目されているのが、「子宮内フローラ」。子宮内にも細菌が存在し、その菌環境が不妊治療の成否を左右するというのだ。遺伝子検査スタートアップのVarinos(バリノス)は、世界に先駆けてこの子宮内フローラ検査のサービスを開始。産婦人科医師らとの共同研究にも積極的に取り組んでいる。続きはこちら。 |
(タイトル部のImage:左上から時計回りに小口 正貴、さくらの里山科、arkgarden -stock.adobe.com、川田 雅宏、arkgarden -stock.adobe.com、稲垣 純也、Beyond Health、©kucci,2020、arkgarden -stock.adobe.com、川島 彩水)