にわかに注目を集めているフェムテック。Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた造語であり、女性が抱える健康課題をテクノロジーによって解決するプロダクトやサービスを指す。

そんな中、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は2021年9月28日、「デジタルヘルス・スタートアップWebinars Vol.2 フェムテック特集」と題し、オンラインセミナーを開催。フェムテックに取り組む国内2社のスタートアップが講演した。

 冒頭、アイリス共同創業者・取締役副社長CSOの加藤浩晃氏がフェムテック業界の概観を説明。医師でもある加藤氏は「さらなる女性活躍を推進するためにフェムテックで健康をしっかり支えることが注目されている」と分析した。

進行役を務めたアイリスの加藤氏。アイリス自身、感染症診断用AI医療機器の開発に挑むスタートアップでもある(写真:オンラインセミナーのスクリーンショット)
進行役を務めたアイリスの加藤氏。アイリス自身、感染症診断用AI医療機器の開発に挑むスタートアップでもある(写真:オンラインセミナーのスクリーンショット)
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 市場規模は2025年までに北米で5兆円、日本で1.4兆円まで成長すると予想されており、デジタルヘルスの中でも急成長分野であるのは間違いない。2020年には野田聖子議員が中心となり自民党内に「フェムテック振興議員連盟」が発足するなど、公的な動きも出てきた。

 産婦人科医である三輪綾子医師によれば、フェムテックの中身は「MIPOC(マイポック)」に分類されるという。Menstration(月経)、Infertility(不妊)、Pregnancy(妊娠・産後)、Other(その他)、Climacteric disorder(更年期)の頭文字を取ったもので、それぞれの領域で国内でもサービスが生まれきている。加藤氏はセミナーに500人以上が登録し、医療系と非医療系がおよそ半分の割合であることに触れ「裾野の広がりを感じる」と語った。

フェムテックのMIPOC分類(写真:オンラインセミナーのスクリーンショット)
フェムテックのMIPOC分類(写真:オンラインセミナーのスクリーンショット)
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