「人間には二通りの生き方しかない。認知症になるまで長生きするか、その前に亡くなるか」――。日本を代表する神経内科医で、東京女子医科大学名誉教授の岩田誠医師の言葉だ。

認知症は「なりたくない、身近な人にもなってほしくない」病の代表格といえるだろう。だが、高齢になるほど、認知症の割合は増える。つまり、長生きをすれば、いつかは認知症になるのが人の運命なのだ。

ならば、認知症になることを前提で物事を考える、そして、長生きしたいなら、できるだけ認知症の期間を短くして、健康長寿を目指すしかない。そう、目指すは認知症と共に生きる社会だ。

認知症施策の今と、ここ数年来、相次ぎ登場している「新技術」にスポットを当てた記事をお届けする。