緊急事態宣言が延長される中、東京五輪の開催方法への議論が続いていた5月。トップ10に入った記事の中で筆者が注目したのは、薬局が“街の保健室”に、という話題です。

スウェーデンをはじめとする北欧諸国や英国などでは既に取り組みが進んでいる「ユースクリニック」。身近な地域で若者が自身の心や体、性の悩みなどを無料で気軽に相談できる場所を指します。この日本版を、薬局内に設置した事例を紹介しました。今後の薬局の役割が大きく変わっていく一端を見た気がしました。(小谷 卓也=Beyond Health)

*前月までに既にトップ10に入った記事を省いたアクセスランキングです。
*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。

■第1位

見えてきた、NMNのヒトへの抗老化効果
エイジング研究最前線――世界初「NMN臨床試験に関する成果論文」を読む

[2021.5.20掲載]
本格的な「人生100年時代」の到来を前にして、抗老化に関する研究が注目を集めている。中でも注目度が高いのが、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の摂取による老化制御だ。NMNはヒトの加齢による機能低下や疾病の予防や改善効果が、マウスによる研究で報告されている抗老化成分。NMNカプセルは、老化を遅らせ健康寿命を延ばす可能性のあるサプリメントとして社会実装が進められている。続きはこちら。

■第2位

薬剤師によるワクチン接種に立ちはだかる厚い壁
厚労省内に渦巻く「到底無理」の声、だがその先には光明も!?

[2021.5.21掲載]
急転直下と言っていいだろう。新型コロナウイルスワクチン接種の打ち手として薬剤師が検討対象になった。政府が目標とするワクチン「1日100万回接種」の実現に向け、打ち手の確保が課題になる中、河野太郎規制改革相は5月18日の閣議後の記者会見で「薬剤師も次の検討対象にはなる」と発言。翌19日には、加藤勝信官房長官も会見で「薬剤師を含め、あらゆる選択肢を排除しないという観点で、厚生労働省で検討が逐次なされている」と述べた。続きはこちら。

■第3位

薬剤師余り時代の到来は確実に、当然の需給予測も打ち手はいまだ見えず
立ちはだかる偏在問題、業務範囲の拡充論議も停滞したまま

[2021.4.30掲載]
このままでは薬剤師が余る──。厚生労働省は4月26日、「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」を開き、2045年までの薬剤師の需給推計に関する調査結果を公表した。それによると、2045年に薬剤師は最大で12万6000人、少なく見積もっても2万4000人が過剰になる見通しだという。続きはこちら。

■第4位

住宅業界で突然始まった「ウッドショック」
森林と木材の果たす役割を再考する

[2021.5.17掲載]
住宅業界で今、「ウッドショック」という言葉がホットワードになっています。住宅の柱や梁(はり)などに使う木材の需給が逼迫して価格が高騰し、大きな混乱が生じている状況を指します。続きはこちら。

■第5位

「脳」の健康維持で、社会課題の解決を
CogSmart

[2021.5.18掲載]
日本を代表する脳科学の研究拠点として知られる東北大学加齢医学研究所。同所を母体とするスタートアップがCogSmartだ。2021年4月には、フィリップス・ジャパンとの業務提携を発表。脳ドック用プログラム「BrainSuite」の提供が始まったばかり。同社を訪問し、代表取締役(東北大学加齢医学研究所 教授)の瀧靖之氏に話を聞いた。続きはこちら。

■第6位

森の自然を取り込んだ園庭が園児の免疫を改善か、フィンランド自然資源研究所
子どもの体の細菌叢に多様化をもたらし、免疫機能も改善される可能性

[2020.10.29掲載]
子どもの免疫システムを強化したいなら、泥遊びをさせると良いかもしれない。フィンランドの研究で、保育園の園庭を、森の土や植物のある自然豊かな環境に変えたところ、園児の炎症レベルが低下し、免疫機能の改善が認められたからだ。フィンランド自然資源研究所のAki Sinkkonen氏らが実施したこの研究の詳細は、「Science Advances」10月14日オンライン版に発表された。続きはこちら。

■第7位

パナソニックが「性の多様性」を問う実験的プロジェクトを発表
一人ひとりの「性」と「生」に向き合う、これからの豊かさとは

[2021.4.23掲載]
パナソニックの社内デザインチーム「FUTURE LIFE FACTORY」では、3月25日まで東京・銀座で「DIG UP! あなたと考えるプロトタイプ展」と題し、近年のプロジェクトを展示。その中で、入社7年目の白鳥真衣子氏と6年目の東江麻祐氏は、「性についての普通」に問いかけを発する「YOUR NORMAL」を発表した。男性、女性という固定概念を超え、個「性」に向き合う提案とは?(聞き手は米川 瑞穂=日経BP 総合研究所)続きはこちら。

■第8位

薬局内に開設した“街の保健室”、思春期の体や性の悩みに寄り添う
スウェーデンのユースクリニックを参考に群馬の地に誕生

[ 2021.4.26掲載]
今回取り上げるのは、薬局内にできた日本版「ユースクリニック」について。ユースクリニックとは、身近な地域で若者が自身の心や体、性の悩みなどを無料で気軽に相談できる場所を指す。スウェーデンをはじめとする北欧諸国や英国などでの取り組みが進んでいる。日本でも昨今、産科・婦人科の医療機関などで一部ユースクリニック機能を持つ事例が出始めているが、薬局に同機能がある例は極めて珍しい。どんないきさつがあったのか。そしてそこでは具体的にどういう活動をしているのか。これまでの歩みをレポートする。続きはこちら。

■第9位

新型コロナ対策で政府が「禁煙」に触れないワケ
WHOや米食品医薬品局は「喫煙が発症・重症化につながる」と警告

[2020.5.18掲載]
5月11日、WHO(世界保健機関)は「Tobacco use and COVID-19」と題する声明を発表。4月29日に招集した公衆衛生専門家らによる研究レビューの結果、喫煙者は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかると、非喫煙者に比べて重症化しやすいことが明確になったとして、ニコチン置換療法など実績のある禁煙法を使って直ちに喫煙を止めるよう警告した。続きはこちら。

■第10位

味の素の「勝ち飯AI」、食品会社がアプリ開発のワケ
普通の中高生アスリートにもスポーツ栄養科学を

[2021.5.6掲載]
あの日本代表選手が受けている栄養指導が受けられる──そんな中高生アスリートの夢をかなえるアプリのテスト運用が始まった。食品やアミノサイエンスなどの事業を展開する味の素が開発した、スマートフォン(スマホ)用アプリ「勝ち飯AI」だ。β版を限定ユーザーに使ってもらい、サービスの有効性やコンセプトの受容性を確認する。続きはこちら。

(タイトル部のImage:左上から時計回りにBeyond Health、Beyond Health、Getty Images、arkgarden -stock.adobe.com、川島 彩水、加藤 康、arkgarden -stock.adobe.com、クスリのマルエ、パナソニック、HealthDay News)