「医療機関で透析を受けると浴槽一杯に近い毎回120Lの水を使う必要があるが、それを5L以下に減らすことを可能にする新しい透析のデバイスを開発している」――。7月のアクセス上位には、「在宅透析」に向けた装置を開発するスタートアップを取り上げた記事がランクインしました。

それは北里大発スタートアップのPhysiologas Technologies。同社が目指す未来に対しては、読者からも様々な反響がありました。その未来が実現した際のインパクトは大きそうです。(小谷 卓也=Beyond Health)

*前月までに既にトップ10に入った記事を省いたアクセスランキングです。
*記事内容・肩書きなどは掲載時点の情報に基づいています。

■第1位

自ら悩まされてきた“うんこ”と向き合いゲームを開発
石井 洋介氏  おうちの診療所 目黒/日本うんこ学会 会長

[2021.7.7掲載]
「うんコレ」というスマホのゲームアプリをご存じだろうか。腸内細菌を擬人化したゲームで、“うん”とはズバリ、うんこのこと。そして制作したのは、日本うんこ学会の「うんコレ制作委員会」。大胆なネーミングにまずは驚かされるが、その裏に秘められた志は高い。ゲームを楽しみながら病気の知識を増やしてもらい、大腸がんなどの早期発見につなげようというコンセプトだ。「おうちの診療所 目黒」の医師・石井洋介氏が仲間と一緒に約8年かけて完成させた。続きはこちら。

■第2位

人間の目には“見えない光”でウイルスを不活化する、これからの時代のLED
平山 秀樹氏 理化学研究所 平山量子光素子研究室 主任研究員

[2021.6.28掲載]
紫外線の中でも波長の短い深紫外線は、殺菌灯など様々な分野で利用されているが、主流だった水銀ランプが2021年以降製造禁止となり、水銀を使わず効率良く深紫外線を発生させるLEDの開発が急務となった。深紫外光と呼ばれる目には見えない光。照射するだけでウイルスや細菌のDNAに直接影響を及ぼしウイルスの増殖を止めてしまうという。この新しいLEDの開発で世界をリードしているのが、理化学研究所 平山量子光素子研究室 主任研究員の平山秀樹氏だ。続きはこちら。

■第3位

「在宅透析」を手軽に、水道配管レスの小型装置開発を目指すワケ
北里大発スタートアップ「Physiologas Technologies」が目指す未来

[2021.7.20掲載]
北里大学発のスタートアップであるPhysiologas Technologies。「在宅透析」に向けた装置を開発するスタートアップだ。その装置は、給水配管・排水配管が不要かつ小型であることが特徴。在宅透析向け装置を開発する企業は海外で登場してきているものの、水道配管レスの装置開発に成功すれば「世界初になる」(同社)という。このほど1億4000万円のシードラウンド資金調達を完了したばかりの同社に話を聞いた。続きはこちら。

■第4位

「科学的介護情報システム(LIFE)」、私はこう評価する
日本ケアテック協会・設立記念総会でのセッションから

[2021.7.7掲載]
一般社団法人日本ケアテック協会は2021年6月30日、東京・芝浦で設立記念総会を開催した。会の後半では、ケアテックフォーラムと題して、政策・施設介護・在宅介護の3つのテーマで同協会理事らによる講演、パネルディスカッションが実施された。続きはこちら。

■第5位

「習慣化アプリ」はどこまで高齢者の“心と体”を変えるか
府中市を皮切りに始動、「『みんチャレ』でフレイル予防」の現場を見る

[2021.7.13掲載]
2021年7月、東京都府中市。あるスタートアップの担当者が説明するアプリの使い方に、熱心に耳を傾ける高齢者たち。実は「オンライン」のみでつながっていて、お互いの本名や住所などは知らない高齢者たちだ。とはいえ、そんな雰囲気はあまり感じない。アプリが高齢者の“心と体”を変えるかもしれない――そんな近未来が透けて見えた光景だった。続きはこちら。

■第6位

これが「笑うほど」「しゃべるほど」抗菌効果が高まるマスク
モチベーションを上げるスマートウエア、実用化へ

[2021.7.8掲載]
動きなどによって加わる力を電気エネルギーに変換する圧電繊維「PIECLEX(ピエクレックス)」。セラミック技術に基づく電子デバイスなどを手掛ける村田製作所と、繊維原料や衣料製品をはじめとする幅広い繊維製品を扱う帝人フロンティアが共同で開発した。人の動きが、着用した衣類の機能効果を高めることに着目し、「モチベーショナルファイバー」をコンセプトとした新領域開拓に乗り出す。まずはコロナ禍で注目が集まる「マスク」のテストマーケティングを開始する。続きはこちら。

■第7位

なぜ社内に喫煙所はあるのに生理用ナプキンは置かないのか
働く女性の課題にIoTで挑む

[2021.7.6掲載]
予定時間を大幅に過ぎてやっと終わった会議。あと5分で次の会議が始まってしまう。今日は生理2日目なのに、会議の前は準備にバタつき「次の会議との間の30分間に交換すればいいや」とトイレに行かなかった。今使っている生理用ナプキンは4時間前に替えたものだ。このままでは次の会議の途中に経血が漏れてしまうのではと不安が過るが、ナプキンを取りに自席に戻っている暇もない。意を決して「多少遅刻しても仕方がない」と自席に戻ると、引き出しに入れておいたはずのナプキンがまさかの在庫切れ。もう会議も始まってしまうし、ナプキンを借りようにも同僚も皆、会議室に行ってしまった後。一体どうしよう──。続きはこちら。

■第8位

「親の面倒を見るのは子の務め」は常識ではない
親と縁を切りたい人に新たな終活を提案

[2021.5.14掲載]
終活という言葉が使われはじめて久しい。親の終活、自分の終活。立つ鳥後を濁さずというが準備をしておかないと、どうしたって濁るものである。いや、立ち去ってもいないのに、もうすでに濁っている例も増えているらしい。その現状について、終活のアドバイスを行う一般社団法人LMNの遠藤英樹氏に聞いた。続きはこちら。

■第9位

「在宅透析」目指す北??発スタートアップ、資金調達でプロトタイプ開発へ
水道配管レスの装置実現へ、Physiologas Technologies

[2021.7.1掲載]
「在宅透析」に向けた装置を開発するスタートアップが、このほど1億4000万円のシードラウンド資金調達を完了した。北里大学 医療衛生学部 准教授の小久保謙⼀氏の研究成果を基に2020年3月に設立されたPhysiologas Technologies(以下、フィジオロガス)である。続きはこちら。

■第10位

ついに登場、これが「充電不要」で24時間装着できるウエアラブル
メディロムが放つ「MOTHER Bracelet」とは(前編)

[2021.7.27掲載]
バイタルデータを計測するスマートウォッチやスマートトラッカー(活動量計)はすっかりおなじみになったが、煩わしいのが充電作業だ。こうした課題に対して、充電不要のトラッカーがいよいよ登場する。メディロムが実用化する「MOTHER Bracelet(マザー ブレスレット)」だ。体温による「温度差発電」と太陽光発電により電力を得るのが特徴。さらに、SDK(ソフトウエア開発キット)を開放することで、用途別アプリの拡大にも力を入れている。続きはこちら。

(タイトル部のImage:左上から時計回りに大久保 惠造、みやはら さなえ、秋元 忍、舟橋 亮人、小口 正貴、加藤 康、フィジオロガス、patpitchaya -stock.adobe.com、加藤 康、スタジオキャスパー)