日経BP 総合研究所では2022年7月、女性特有の健康問題を社会課題としてとらえ、より女性が活躍しやすい社会の実現を目指す「フェムケア イニシアティブ」をスタートさせる。さまざまな企業が参加して提言活動を行い、「女性の健康支援」=「フェムケア」の分野における新たな製品やサービス、テクノロジーの発信・開発を目指すプロジェクトについて、立ち上げメンバーが議論を行った。

日経BP 総合研究所 主席研究員 藤井 省吾、日経BP 総合研究所 メディカル・ヘルスラボ所長 庄子 育子、日経BP 総合研究所 上席研究員 黒住 紗織、日経BP 総合研究所 主任研究員 米川 瑞穂

フェムケア イニシアティブでは5つのアジェンダを掲げ、女性特有の健康課題についての社会的な関心を喚起し、課題解決のための議論を行っていく(写真:齋藤 暁経、以下同)
フェムケア イニシアティブでは5つのアジェンダを掲げ、女性特有の健康課題についての社会的な関心を喚起し、課題解決のための議論を行っていく(写真:齋藤 暁経、以下同)
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藤井 現在、健康経営という概念が浸透し、経済産業省でも優れた取り組みを行っている企業を顕彰する事業を実施しています。健康経営は従業者のエンゲージメントを上げ、モチベーションを持って働いてもらう上でも重要なポイントです。その中で、女性の健康支援の必要性が注目されてきました。

 私たちは日経ウーマンや日経ヘルスなどのメディアを編集してきた中、実際に働いている女性はどのような状態にあるのかを特集ごとに調査してきました。その中で実感したのは、女性が働く上で支障となる健康課題が明らかに存在するということです。企業とメディアが一緒に大きなムーブメントを作り、女性の健康支援を進めていく必要があるのではないか。そう考え、日経BP 総合研究所で今年立ち上げることとしたのが「フェムケア イニシアティブ」です。

 本日は、現在の社会課題と、「フェムケア イニシアティブ」が目指すものについて議論してまいりたいと思います。

日経BP 総合研究所 主席研究員 藤井 省吾
日経BP 総合研究所 主席研究員 藤井 省吾
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